UQ WiMAX 3年契約プランでLTEオプション無料

UQコミュニケーションズが運営するUQ-WiMAXが、2017/6/1より新しく「3年契約プラン」を導入すると発表しました。

UQ-WiMAXに限らず現在WiMAXでは2年契約が主流ですが、UQコミュニケーションズが3年契約プランを導入することで、他社(MVNO)でも同じ動きが出てくると思われます。

さて、この3年契約プランですが、メリットとして「LTEオプションが無料」の特典が組み込まれています。

リリース文はこちらでご覧になれます。

外部サイトLTEオプション無料プランが登場!|UQコミュニケーションズ

LTEオプションとは

WiMAXの3つの通信モード

WiMAX2+ルーターの一部機種では、通常のWiMAX2+の電波以外に、高速・高品質なauの「au 4G LTE」の電波を使うことができます。

WiMAX2+以外にLTE通信ができることで、WiMAX2+が苦手とする地下(地下鉄・地下街)や山間部などでも快適にWiMAXルーターを使うことができるようになります。

WiMAX2+のルーターには3つの通信モードがあります。

通信モード 通信規格
ノーリミットモード(NLモード) 旧WiMAX(下り最大40Mbps通信)規格の通信
ハイスピードモード(HSモード) 下り最大440Mbps規格のWiMAX2+通信
ハイスピードプラスエリアモード(HS+モード) ハイスピードモードに加え、「au 4G LTE」による通信も可能

上記の3つの通信モードは、手動によってWiMAX2+ルーターで設定します。

ノーリミットモード

ノーリミットモードは旧WiMAX規格(下り最大40Mbps)での通信を行うモードです。

特徴としては、通信量による速度制限を受けない「真の無制限通信」ができることです。

ただし、旧WiMAX規格の通信は2018年には終了することが決定しているため、それにより利用できなくなる通信モードです。

ハイスピードモード

そして、ハイスピードモードがWiMAX2+の主力通信モードです。

下り最大440Mbpsの高速通信ができるモードで、ギガ放題プランで契約していれば月間のデータ通信容量に上限がありません。

ハイスピードプラスエリアモード

ハイスピードプラスエリアモードは、WiMAX2+の電波の状態が良くない場所では「au 4G LTE」による通信に自動切り替えを行うモードです。

WiMAX2+が苦手とする地下鉄・地下街や山間部などで、WiMAX2+による通信ができない場合には自動的にLTE通信に切り替わって快適な通信を提供してくれるモードです。

ハイスピードプラスエリアモードではLTE通信を利用

WiMAX2+とLTEの自動切り替え

「ハイスピードプラスエリアモード」を利用できる機種で、通信モードを「ハイスピードプラスエリアモード」に設定している場合、au 4G LTE通信が利用できます。

WiMAX2+の電波状態が良い場所では優先的にWiMAX2+通信を行いますが、電波状態が悪くなると自動的に「au 4G LTE」による通信に切り替えて通信を行うモードです。

WiMAX2+が苦手とする地下鉄・地下街や山間部でも、ハイスピードプラスエリアモードであれば自動的にLTE通信に切り替わることで、快適な通信環境を維持することができます。

WiMAX2+とLTEのCAで「下り最大370Mbps」

さらに「Speed Wi-Fi NEXT W03」で「ハイスピードプラスエリアモード」を利用した場合、「WiMAX2+とLTEの自動切り替え」だけではなく、「WiMAX2+とLTEのCA(キャリアアグリケーション)による下り最大370Mbps通信」が行われます。

ハイスピードプラスエリアモードではLTEオプション料金が発生

このように、主力の通信モードである「ハイスピードモード」をさらに快適にしてくれる「ハイスピードプラスエリアモード」ですが、このモードを利用した場合には、その月に月額1,005円のLTEオプション料金が課金されます。

「ハイスピードプラスエリアモード」を利用しなかった月にはオプション料金は課金されません。

LTEオプションの注意点(速度制限)

auスマホと同じ電波を利用できる快適なLTEオプションですが、WiMAX2+ルーターで利用する場合には注意が必要です。

WiMAX2+をギガ放題で契約している場合、月間のデータ通信容量に上限はありません。毎月どれだけ通信容量を使っても高速通信が可能です。

ですが、ギガ放題で契約していても、「ハイスピードプラスエリアモード」による通信が月間7GBを超えてしまうと、その月は月末まで通信速度が128Kbpsに制限されてしまいます。

この制限はLTE通信に対して制限されるだけではなく、WiMAX2+による通信(つまりハイスピードモード)にも制限が掛かってしまいます。

利用料金

使った月だけ請求

LTE通信は、「au 4G LTE対応」の機種で利用できます。特にオプション加入などは必要なく、ハイスピードプラスエリアモードによる通信を使った月にだけ請求されます。

LTEオプション料金は使った通信量に関わらず月額1,005円です。

auスマートバリューmine加入者は無料

そして、UQ-WiMAXを含み、いくつかのプロバイダーでは、「auスマートバリューmine加入者はLTEオプション料金無料」となっています。

auスマートバリューmineとは、WiMAXとauスマホ・携帯をセットで使うことで、月額最大934円もの割引をしてくれるサービスです。

参考記事auスマートバリューmine

プロバイダー auスマートバリューmineの提供 適用時のLTEオプション料金
UQ-WiMAX 適用可能 LTEオプション無料
BIGLOBE WiMAX 適用可能 LTEオプション無料
So-net WiMAX 適用可能 LTEオプション無料
GMOとくとくBB WiMAX 適用可能 LTEオプション無料

これらのプロバイダーでは、auスマートバリューmineを適用(つまり、auスマホとセット利用)することで、2年契約プランであってもLTEオプション料金が無料となります。

3年契約で無料(New!)

そして、あらたに「3年契約プランにより、LTEオプション料金無料」となるのが、今回の新料金プラン(3年契約)です。

おそらく、今後複数のプロバイダーが同様の3年契約プランを導入し、LTEオプション無料特典を提供してくるものと思われます。

対応機種

auのLTE(au 4G LTE)はほぼ全国で広く利用できる電波ですが、LTEオプションを使った「ハイスピードプラスエリアモード」での通信は、この「ハイスピードプラスエリアモード」に対応したWiMAX2+ルーターでなければ利用できません。

主要WiMAX2+ルーター 製造元 ハイスピードプラスエリアモード対応
Speed Wi-Fi NEXT W04 HUAWEI(ファーウェイ) ○対応
Speed Wi-Fi HOME L01
Speed Wi-Fi NEXT W03
Speed Wi-Fi NEXT W02
Speed Wi-Fi NEXT W01
Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD15
Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14
Speed Wi-Fi NEXT WX03 NECプラットフォームズ ×非対応
Speed Wi-Fi NEXT WX02
Speed Wi-Fi NEXT WX01
Wi-Fi WALKER WiMAX2+ NAD11
novas HOME+CA シンセイ・コーポレーション
Uroad Home2+
Uroad Stick

見てわかるように、製造元がHUAWEI(ファーウェイ)社のルーターが「ハイスピードプラスエリアモード」に対応しています。

新料金プラン

契約形態

UQコミュニケーションズが2017年4月13日に発表した新料金プランは、3年間(利用開始月含んで37か月間)の継続利用を前提とした料金プランです。

料金体系

新料金プラン 月額料金 LTEオプション料金
UQ Flatツープラスギガ放題(3年) 4,380円 無料
UQ Flatツープラス放題(3年) 3,696円
  • UQ-WiMAXの場合、サービス利用開始月の月額料金は日割り計算となります。
  • また、新規での契約にあたり、事務手数料3,000円が必要です。

契約変更・解約

契約変更

通常の2年契約でご利用中の方が、3年契約への変更も可能です。

現在契約(2年契約)の契約解除料 無料(契約解除料不要)
プラン変更の適用 変更申込の翌月から適用
LTEオプション無料特典の適用 変更申込から適用
契約期間Check! 「3年契約プラン」適用の月から新たに36か月間の契約

解約

サービス利用開始月を1か月目として、37か月間の契約となります。37か月目が「契約満了月」となり、この月に契約解除の申し出がない場合には、新たな3年(36か月)契約が開始されます。

「契約満了月」以外での契約解除(解約)や「2年契約」へのプラン変更については、契約解除料が必要です。

利用期間 契約解除料金
利用開始月~13か月目 19,000円
14か月目~25か月目 14,000円
26か月目~36か月目 9,500円
37か月目 契約満了月のため、無料

3年契約の注意点

月額料金のメリット

現時点で発表されている料金体系によると、3年契約は2年契約に比べて長期契約であるための月額料金割引などの特典はありません。

ただし、実際に6月より開始された時点での料金体系については現時点ではわかりません。

WiMAX2+の魅力のひとつに、多くのプロバイダーが魅力的なキャンペーンを実施している、ということがあります。高額なキャッシュバックや2年間の月額利用料金を大きく割引してくれるなどのキャンペーンです。

現時点では、やはり2年ごとの契約でキャンペーンをうまく使って2年間の総利用料金を安く抑えるほうがお得だと言えます。

参考記事WiMAX2+の2年総額比較

新機種への機種変更

ただし、UQコミュニケーションズも長期利用・継続利用に向けて施策を出してきています。

まず、すでに多くのプロバイダーが「長期利用割引」を導入し、3年目以降の月額料金も2年目と同額になる料金体系としています。

また、長期利用においてもルーターを安くで機種変更できる仕組みも導入しており、現在6つのプロバイダーで導入されています。

参考記事WiMAX2+で機種変更(追加購入)のサービスが開始

3年契約に向いている方

キャンペーン目的などで2年ごとのプロバイダー乗換を行わず、ひとつのプロバイダーをじっくり使い続けていく方には3年契約は向いていると言えます。

自動的にLTEオプションが無料となるうえ、現在では機種変更の制度もあるため、ルーターが古くなることを気にする必要もありません。

6/1追記:プロバイダー各社の新料金プラン状況

UQ-WiMAXの新料金プラン(3年契約導入)に合わせて、WiMAXサービス提供の各プロバイダーも同様のプランに合わせてくる元の想定されます。

実際に2017年6月時点での料金改定状況をまとめています。

参考記事3年契約プランと通常プラン(月間7GB)廃止の流れ