auスマホが安くなる割引サービス「auスマートバリュー」はKDDI(au)系列の「auひかり」や地域電力系の光回線が対象となりますが、実はフレッツ光回線でも適用対象となるものがあります。
全国でもっとも利用者が多く集合住宅への導入も進んでいるフレッツ光回線なら、「対象の光回線がない!引けない!」ということもなく、また価格やサービス的にも優位となる場合が多いようです。
そして、フレッツ光回線を使ったサービスでもっとも安く「auスマートバリュー」の適用を受けることができる光回線が「So-net光プラス」です。
この記事では、So-net光プラスで「auスマートバリュー」の割引適用を受ける場合のメリット・デメリットを詳しく説明していきます。
目次
フレッツ光回線で割引を受けるメリット
対応エリアが広い
自宅のネット回線を検討する場合には、まず「フレッツ光」を検討するでしょう。他の回線サービスよりも圧倒的にエリアが広く多くのプロバイダーが競争しているため、もっとも標準的で価格も安く抑えられています。
さらに、集合住宅などでは最初からフレッツ光の回線工事が終わっている物件も多く、申し込み手続きが完了すれば工事がなし、または比較的簡単な装置(ルーターなど)設置で導入できる場合がほとんどです。
価格が安い
他の回線サービスだとフレッツ光とくらべて工事完了までに時間がかかる場合が多く、また集合住宅においても戸建て向けと同じ工事が必要で結果として戸建て向けプランと同等の料金となる場合があります。
フレッツ光回線だと多くのプロバイダーが競争しているので、他の回線サービスと比べると比較的に料金が安くなる傾向があります。
そして、ドコモ・au・ソフトバンクが提供している各社のスマホセット割引においては、「auスマホとフレッツ光回線でauスマートバリュー適用」というのが、もっとも安くなることが期待できます。
以下にドコモ・au・ソフトバンクの各社割引サービスを受けるための自宅ネット回線の利用料金と、So-net光プラスでauスマートバリューの適用を受ける場合の利用料金を整理してみます。
割引サービス | ネット回線 | 月額料金 | 契約形態 | |
---|---|---|---|---|
戸建て向け | 集合住宅向け | |||
auスマートバリュー | So-net光プラス | 4,378円 | 3,278円 | 3年契約自動更新 |
auひかり | 6,160円 | - | 3年契約自動更新 | |
ドコモ光セット割 | ドコモ光 | 5,720円 | 4,400円 | 2年契約自動更新 |
おうち割光セット | ソフトバンク光 | 5,720円 | 4,400円 | 2年契約自動更新 |
このように、スマホセット割引が受けられるといっても、対象となる自宅ネット回線は比較的高い利用料金が設定されている中で、So-net光プラスでauスマートバリューの適用を受けることはもっとも安くスマホセット割引を受けられることが期待できます。
他社からの転用・他社への転用ができる
フレッツ光回線では「転用」という仕組みを使って自宅の回線はそのままで(工事不要で)プロバイダーを乗り換えることができます。
プロバイダーを乗り換えることで、同じフレッツ光回線で「ドコモ光(ドコモ光セット割)」が使えたり「ソフトバンク光(おうち割)」が使えたりするようになります。
auスマホでもSo-net光プラスのようにフレッツ光回線でauスマートバリューの適用を受けておけば、将来的にスマホをドコモやソフトバンクへ乗り換えても、自宅ネット回線の工事なしでプロバイダーを乗り換えてスマホの割引サービスを受けることができます。
解約時の撤去費用が不要
集合住宅でも戸建て住宅でも、光回線を使うためには外部(電柱など)から光ファイバーケーブルを自宅・自室に引き込む工事が必要です。この工事によって自宅・自室に引き込まれた光ファイバーケーブルや終端機器などの設備は、解約時にはどうなるのでしょうか?
現在、フレッツ光を含む多くの光回線サービスでは「解約時の設備撤去費用は不要」と規定されていおり、解約時に設備撤去を理由とした費用は発生しません(2019年6月現在)。
ただし、「auひかり」については2018年3月1日以降に回線契約をした契約者を対象として「契約解除時・住宅撤去時には設備撤去費用として31,680円」として設備撤去費用を請求する契約となっています。
auスマホをご利用の方でauスマートバリューの適用を受ける場合、対象回線として「auひかり」を契約する場合には、この「撤去費用31,680円」も将来発生する費用として見込んでおく必要があります。
So-net光プラスのようなフレッツ光回線でauスマートバリューの適用を受ける場合には、2019年6月時点ではこの解約時・退去時の「撤去費用」は発生しません。
So-net光プラスの特徴
キャンペーン充実で月額料金が安い
So-net光プラスは「3年契約自動更新型」の契約となります。3年間(36か月間)の継続利用を前提として、3年ごとに「契約更新月」が訪れ、この「契約更新月」に契約解除(解約)を申し出ない場合には自動的に次の3年契約が開始される、という契約です。
費用項目 | 費用 | ||
---|---|---|---|
戸建て向け | マンション向け (集合住宅) |
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初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 | |
工事費用 | 24,400円 ・400円×60回分割払い(※1) ・「転用」の場合は不要 |
24,400円 ・500円×48回分割払い(※2) ・「転用」の場合は不要 |
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月額費用 | 開通月 | 無料 ※初期費用「事務手数料3,300円」のみが引き落とし |
|
1~36か月間 | 4,378円 ・工事費分割分含む(※3) ・別途「光電話(5000円)必要(※4) |
3,278円 ・工事費分割分含む(※3) ・別途「光電話(5000円)必要(※4) |
|
37か月目以降 | 5,580円 ・工事費分割分含む(※3) ・別途「光電話(5000円)必要(※4) |
4,928円 ・工事費分割分含む(※3) ・別途「光電話(5000円)必要(※4) |
事務手数料
So-net光プラスを契約する場合、「新規」「転用」いずれの場合も初期費用として「事務手数料3,300円(税別)」が必要です。
この「事務手数料3,300円」は、So-net光プラス利用開始後の最初の支払い時に請求されます。
なお、So-net光プラスの利用開始時の最初の月(初月)は「サービス利用料金無料」となるため、「事務手数料3,300円」のみの請求となります。
工事費
現在フレッツ光回線をご利用でない場合は「新規」での申し込みとなり、光回線を自宅・自室へ引き込むための工事費用が発生します。
戸建て向け・集合住宅向けのどちらの場合も工事費用24,400円となりますが、支払は一括払いではなく分割払いとなります。戸建て向けが毎月400円(60回分割払い)、集合住宅向けが毎月500円(48回分割払い)です。
この分割払いの工事費用は毎月の回線利用の月額料金と合算して請求されますが、キャンペーンにより同額が割引されることで「実質工事費無料」となります。
ただし、注意点があります。
工事費用の分割払いである「戸建て向け60回分割」「集合住宅向け48回分割」の完済前に解約する場合には、工事費分割の残月数に応じた工事費残債が一括請求されます。
工事費残債は例えば、3年(36か月)で解約する場合には、戸建て向けでは400円×24か月分(60か月 - 36か月) = 9,600円」となり、集合住宅では500円×12か月分(48か月 - 36か月) = 6,000円」となります。
月額費用
So-net光プラスの毎月の利用料金(月額費用)は「戸建て向けが毎月4,378円」「集合住宅向けが3,278円」となり、フレッツ光で最安クラスです。この月額費用には工事費の分割払い(実質無料)が含まれます。
ただし、この最安クラスの月額費用は「3年契約自動更新型」の最初の契約である3年間(36か月)の月額費用で、37か月目以降は以下のように値上がりします。
費用項目 | 費用 | ||
---|---|---|---|
戸建て向け | マンション向け (集合住宅) |
||
月額費用 | 開通月 | 無料 ※初期費用「事務手数料3,300円」のみが引き落とし |
|
1~36か月間 | 4,378円 ・工事費分割分含む(※3) ・別途「光電話(500円)必要(※4) |
3,278円 ・工事費分割分含む(※3) ・別途「光電話(500円)必要(※4) |
|
37か月目以降 | 5,580円 ・工事費分割分含む(※3) ・別途「光電話(500円)必要(※4) |
4,928円 ・工事費分割分含む(※3) ・別途「光電話(500円)必要(※4) |
端末 | 対象プラン | 割引額 |
---|---|---|
スマホ | 新auピタットプラン1GB超~7GB | 永年550円 |
auフラットプラン7プラス auデータMAXプラン |
永年1,100円 | |
auフラットプラン20/30 auピタットプラン(スーパーカケホ/カケホ/シンプル)2GB超~20GB |
永年1,100円 | |
auピタットプラン(スーパーカケホ/カケホ)2GBまで auピタットプラン(シンプル)1GB超~2GB |
永年550円割引 | |
データ定額10/13/10(V)/13(V) | 最大二年間2,000円割引 以降永年1,027円 |
|
データ定額5/8/5(V)/8(V) LTEフラット/LTEフラット(V) ISフラット プランF(IS)シンプル |
二年間1,410円割引 以降永年1,027円 |
|
データ定額2/3/2(V)/3(V) ジュニアスマートフォンプラン ジュニアプラン(V) |
永年1,027円割引 | |
3G携帯 | 電話かけ放題プラン | 永年1,027円割引 |
4G LTE携帯 | データ定額2/3 | 永年1,027円割引 |
データ定額5/8 | 二年間1,410円割引 以降永年1,027円 |
|
データ定額10/13 | 二年間2,000円割引 以降永年1,027円 |
|
タブレット | LTEフラット for TAB/TAB(i) | 二年間1,410円割引 以降永年1,027円 |
LTEダブル定額 for TAB/TAB(i) | 永年1,100円 |
au(KDDI)では6/1より新料金プランの受付を開始すると同時に、auスマートバリューの割引額の見直しも行いました。
新料金プランでのauスマートバリュー割引額は「auスマホの契約回線数が多いほど、より割引額が大きくなる」傾向にあります。「家族みんなでau」という囲い込みが鮮明となっています。
auスマートバリューの適用を受けるためには、自宅ネット回線側に「光電話(月額550円)」の必須オプションがあることから、割引額が500円以上の料金プランや契約回線数が目安となるでしょう。
一人暮らしなら「auセット割」もある
もし、現在auスマホをお使いの方で、「光電話はいらないのになぁ~」「自分一人(1回線契約)なんだけどなぁ~」という方は、auスマホのもう一つの割引サービス「auセット割」を検討してみると良いでしょう。
「auセット割」は光電話のオプションが不要なことから、auスマホをお使いの一人暮らし(1回線契約)の方向けの割引サービスと言えます。もちろん、フレッツ光回線での適用が可能です。
v6プラス対応の高速回線サービス
So-net光プラスはフレッツ光の回線速度が速くなる「v6プラス」というサービスに対応しています。通常のフレッツ光をを使った場合より何倍も速い回線速度が期待できる、もはやフレッツ光では必須のサービスです。
So-net光プラスはこの「v6プラス」を無料で利用できるうえ、「v6プラス」を利用するための「v6プラス対応ルーター」をずっと無料でレンタル(永年無料レンタル)してくれます。
この「v6プラス対応ルーター」はSo-netからレンタルしなくてもかまいません。So-netからレンタルされる対応ルーターも以下の市販品です。
フレッツ光が速くなる「v6プラス」対応に加えて、3つの有線LANポートと最大通信速度867MbpsのWi-Fiが使えるWi-Fiルーターです。
市販品でも5,000円ほどの価格なので、レンタルしなくても同じものを購入することができます。
So-net光プラスのまとめ
最後に、ここまで説明してきたSo-net光プラスの特徴をまとめます。
- 「auひかり」よりも月額1,000円以上安く(36か月間)、auスマートバリューの適用が受けられる
⇒37か月目以降はauひかりとほぼ同等の月額料金 - フレッツ光の高速化技術「v6プラス」に標準(無料)で対応、対応ルーターも永年(ずっと)無料レンタル
- フレッツ光回線なのでもっとも自宅・自室へ引き込みやすい
⇒特に集合住宅では最初から導入されてる場合も多い - 将来的にドコモ光やソフトバンク光へも「転用」により工事不要で切り替えられる
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