楽天モバイル回線やpovo回線を自宅の固定回線として使う、という使い方が人気です。
電波状況さえ良好であれば光回線以上の回線速度で使い放題という楽天モバイル回線や、ネットはあまり使わないからできるだけ安く使いたいというpovo回線、という使い方です。
しかも、自宅・自室への回線工事が不要なのでいろいろな回線サービスをお試ししてみて最適なサービスを気軽に探すことができます。
このような使い方で人気のSIMフリーホームルーターが「TP-Link Deco X50-5G」です。
5G対応で自宅でもWi-Fi6対応、Wi-Fiの電波の飛びも良好でいろんな回線サービスで利用可能です。
特にホームルーター側でSMSの送受信もできる便利機能付きなので、楽天モバイル回線利用時などはデータ通信だけでなくSMSの利用も可能です。
本記事ではTP-Link Deco X50-5Gを楽天モバイル回線で使う場合のメリット・デメリットについて詳しく説明していきます。
最強のSIMフリーホームルーター「TP-Link Deco X50-5G」
自宅の固定回線(光回線/ケーブルTV回線など)をモバイル回線で置き換える、という使い方が人気です。
モバイル回線でも5G対応エリアが広がったことで利用場所によっては光回線以上の高速通信が可能になったり、モバイル回線のサービスの多様化により使い方によっては光回線よりもずいぶん安く使えるサービスが出てきたり、というところが人気の背景としてあるようです。
モバイル回線を自宅固定回線として使う場合にはモバイル回線専用のホームルーターが必要ですが、本記事では5G時代のホームルーターの本命として「TP-Link Deco X50-5G」を見ていきます。
ちょっと高性能な自宅Wi-Fiルーターと同じくらいの価格ですが、それに見合う性能と機能を盛り込んだ魅力的なホームルーターです。
なぜ今ホームルーターが人気なのか?
高品質なインターネット回線を使うためには光回線やケーブルTV回線などの固定回線を自宅・自室へ引き込むための工事が必要です。
つまり、インターネット通信を行うためには光ケーブルなどの固定回線が必要、という仕組みです。
これに対してホームルーターサービスによるインターネット接続サービスでは固定回線の工事が不要です。
ホームルーターサービスはスマホなどで使うモバイル回線(電波)を使ったサービスなので、固定回線を自宅へ引き込む必要がないからです。
この点のおいて、現在自宅へ新しくインターネット回線を引き込む方の間では固定回線ではなくホームルーターによるモバイル回線の利用が増えてきています。
光回線代替としての人気
NTTドコモ/KDDI(au)/ソフトバンクそして楽天モバイルの国内大手キャリアの5G対応エリアが広がってきています。
特に楽天モバイルでは他社のように4G回線周波数帯を5G回線へ転用する「転用5G(通称、なんちゃって5G)」を行っておらず、純粋に5G周波数帯(Sub6)による5Gエリアを広げているため、5Gエリアでは光回線並みあるいは光回線以上の高速通信が期待できます。
これにより、今までは「高速通信はら光回線」という選択肢があまり当てはまらず、利用場所によってはモバイル回線5Gの方が快適?という状況が広がってきています。
このことから、快適性(主に通信速度)においてモバイル回線は光回線と比較可能な選択肢となり、人気が急上昇しています。
- 固定回線(光回線など)のような、引き込み工事が不要
- 4G/5G(無線)の技術進化により光回線を超える性能が期待できるようになった
ADSL回線代替としての人気
2024年3月末をもって通信事業各社が提供するADSLサービスが全終了となりました。
ADSL回線は今となっては非常に通信速度も遅い回線と言えますが利用方法(利用者)によっては必要十分な機能を光回線よりもかなり安い価格で提供されていました。
現状の光回線サービスは非常に快適なサービスですが、それほどの快適性を必要としていない人にとってはADSLからの乗り換えにより通信費が大幅に高額になってしまいます。
一方でモバイル回線サービスは多様化により利用者ごとの選択肢が広がってきており、かつてのADSL利用者のように「それほど速くなくてもよい、できるだけ安く」というニーズにも応えることができるサービスが登場してきています。
たとえば、KDDI(au)が提供するpovoの選べるプランや低速通信1.5Mbpsを活用したmineo(マイネオ)などで、mineo(マイネオ)の低速1.5Mbps(ADSL同等)プランを活用すれば月額1,000円程度で自宅ネット回線を構築できてしまいます。
このように、モバイル回線サービスの多様化により「光回線ほどの速度はいらない」という方に向けた選択肢ともなっています。
- 光回線よりも料金プランの選択肢が豊富
- ヘビー層からライト層まで価格帯が充実している
工事不要なのでいろんな回線をお試しできる
光回線は自宅・自室へ光ケーブルを引き込む、という工事が必要です。
最大手のNTT東西が提供するフレッツ光回線の他にも、KDDI(au)のauひかり回線や全国の電力会社系列が提供する電力系光回線などがあり、それぞれの利用には光回線ケーブルの引き込み工事が必要です。
結構な大掛かりな工事となるため、各社は短期解約に対する「違約金」「工事費残債」などの名目での費用を設定しており、サービス解約時には思わぬ高額な解約費用が発生する可能性があります。
一方でモバイル回線を使えばホームルーターさえあれば工事は不要、さらに最近のモバイル回線サービスは「契約縛りなし(解約時違約金なし)」がほとんどです。
光回線と違い、モバイル回線なら「気軽にちょっとお試し」「使い勝手が悪ければ気軽に解約」という使い方ができてしまいます。
この気軽さ(工事不要・お試ししやすい)がホームルーター人気の要因でもあります。
- 固定回線の引き込み工事不要などの初期費用が不要
- プランの契約も解約も(ほぼ)無料でお試しできる
どのキャリアでも使えるSIMフリーホームルーター
このように、自宅のインターネット回線として従来からの光回線ではなく、スマホなどで使えるモバイル回線を利用することで、自宅のインターネット環境の選択肢が大きく広がります。
各社似たり寄ったりの光回線サービスにたいし、スマホ向けのモバイル回線はサービスレベルや価格が多様化していることで選択肢が広がるわけです。
こんなニーズを満たしてくれるのがSIMフリーのホームルーターであり、その中でも最高機能のおすすめホームルーターが「TP-Link Deco X50-5G」です。
SIMフリーでどの回線サービスでも使える、5Gも使える
TP-Link Deco X50-5GはSIMフリーのホームルーターなので、国内大手通信事業者が提供するSIMカードを使った通信サービスはすべて利用することができます。
※対応周波数の範囲内です。
NTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンクそして楽天モバイルが提供するスマホ向けの通信サービスをTP-Link Deco X50-5Gで利用することができます。
安定したWi-Fi6対応
ネットの評判を見るとわかるようにTP-LinkのWi-Fiルーターは「電波がよく飛ぶ」「家の中でどこでもWi-Fiが使える」と、Wi-Fiルーターとしては一番人気です。
実際、他社のWi-Fiルーターでは電波が届かなかった場所でもTP-LinkのWi-Fiルーターに入れ替えるとWi-Fiが届くようになった経験が私もあります。
TP-Link Deco X50-5Gもこの例にもれず、非常にWi-Fiがつながりやすいホームルーターになっています。
広い家でも大丈夫!自宅でメッシュWi-Fiも組める
TP-Link独自の人気メッシュWi-Fi機能「Decoメッシュ」に対応しています。
「Decoメッシュ」は1台のWi-Fiルーターではカバーできないような範囲(家の中)を、複数台のメッシュ対応ルーターを置くことで家の中をくまなくWi-Fiエリアにしてしまう、という機能です。
TP-LinkのDecoメッシュは早い時期からメッシュ対応ルーターを販売しており、Decoメッシュはもっとも実績のあるWi-Fiメッシュルーターであり、そしてDecoメッシュ対応ルーターは安価に販売されています。
TP-Link Deco X50-5Gはもし家の中で(1台で)Wi-Fiをカバーできない場所がある場合は、(比較的安価で)Decoメッシュ対応ルーターを追加購入することでメッシュWi-Fiを構築することができます。
TP-Link Deco X50-5Gの対応周波数は?
TP-Link Deco X50-5GはSIMフリールーターなのでNTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンクそして楽天モバイルの通信サービス(SIMカード)で利用することができます。
しかし、実際には各通信サービスが利用する電波の周波数が対応してなければサービス利用はできません。
TP-Link Deco X50-5Gで使える電波(周波数帯)を見ていきましょう。
5G周波数帯への対応状況
まずTP-Link Deco X50-5Gの5G通信への対応周波数を見てみましょう。
大前提としてTP-Link Deco X50-5Gの5G通信は「Sub6のみ対応」「ミリ波非対応」となっています。
この点について、現時点では国内キャリアではミリ波による5G通信サービスを提供しておらず、また人気スマホiPhoneの最新版においても5Gミリ波には非対応であることから、「ミリ波非対応」は当然の仕様と言えます。
TP-Link Deco X50-5G 対応周波数 | 国内大手キャリア対応状況 | ||
---|---|---|---|
5G | Sub6 | N1 N3 N5 N7 N8 N20 N28 N38 N40 N41 | 日本国内では未使用 |
N77 N78 |
・NTTドコモ ・KDDI(au) ・ソフトバンク ・楽天モバイル |
||
ミリ波 | 非対応 |
TP-Linkはグローバル企業でありDeco X50-5Gは世界各国で販売されているため、5G対応周波数としては非常に多くの周波数帯に対応していますが、日本国内においては「N77/N78」が5G周波数対応となっています。
見ての通り、TP-Link Deco X50-5Gは国内大手キャリアの5G通信(Sub6)サービスに全対応となっています。
NTTドコモの「SUB6 N79」には非対応
注意点としては国内キャリアでNTTドコモだけが提供している「N79(Sub6)」には対応していない、という点があります。
つまりNTTドコモ回線においてはN77/N78による5G通信は利用可能ですが、N79による5Gエリアの場合には利用不可(4G回線となる)という点がちょっと残念(NTTドコモの場合です)。
5Gミリ波には非対応
また、全体的にミリ波には非対応です。
この点については特に問題はなく、ミリ波による通信サービスはイベント時の臨時サービスや拠点(docomoショップなど)でのスポット利用が主となっており、日常的に自宅の固定回線として使えるような通信サービスをミリ波で提供していません。
たとえば自宅の隣がドコモショップでミリ波によるでもサービスを行っている、などのラッキーな環境でない限り、現時点で自宅固定回線利用においてミリ波による通信サービスを利用することはないでしょう。
4G周波数帯への対応状況
次に4G周波数帯についてみてみましょう。
TP-Link Deco X50-5Gの対応周波数帯と国内大手キャリアのサービス周波数帯は以下のようになります。
TP-Link Deco X50-5G 対応周波数 | 国内大手キャリア対応状況 | ||
---|---|---|---|
4G | FDD-LTE | B1 | ・NTTドコモ ・KDDI(au) ・ソフトバンク |
B3 | ・NTTドコモ ・KDDI(au) ・ソフトバンク ・楽天モバイル(自社回線) |
||
B5 | 日本国内では未使用 | ||
B7 | 日本国内では未使用 | ||
B8 | 日本国内では未使用 | ||
B20 | 日本国内では未使用 | ||
B28 | ・NTTドコモ ・KDDI(au) ・楽天モバイル(プラチナバンド) |
||
TDD-LTE | B38 | 日本国内では未使用 | |
B40 | ・KDDI(au) | ||
B41 | ・KDDI(UQコミュニケーションズ) ・ソフトバンク |
||
B42 | ・NTTドコモ ・KDDI(au) ・ソフトバンク |
||
B43 | 日本国内では未使用 |
4G周波数帯については日本独自の特徴もあることからちょっと注意が必要です。
ドコモ・au・ソフトバンクのプラチナバンド非対応
まず、国内キャリアが共通でサービス提供している「Band1/Band3」には対応していることから、国内キャリでの4G通信は問題ない、と言えます。
その一方でNTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンクの各社プラチナバンドには非対応です。
このため、該当三社の通信サービス利用時には「ちょっと奥まった場所」などでは利用しづらい場合が想定されます。
楽天モバイルプラチナバンド対応
楽天モバイルは2024年6月よりプラチナバンドによるサービスの提供を開始しました。
現在はまだ一部地域のみがプラチナバンドエリアですが、今後は全国に広がっていくと思われます。
楽天モバイルのプラチナバンドはBand28で提供されており、楽天モバイルでは「転用5G」による5Gエリア拡大を行っていないことから、TP-Link Deco X50-5Gは楽天モバイルのプラチナバンドに対応していると言えます。
Deco X50-5GはNTTドコモ回線で使える?
ではTP-Link Deco X50-5Gをドコモ回線で使う場合の周波数帯対応状況をまとめます。
NTTドコモへ割り当てられている周波数帯と、それに対するTP-Link Deco X50-5Gの対応状況は以下のようになっています。
NTTドコモ運用周波数帯 | TP-Link Deco X50-5G対応状況 | ||
---|---|---|---|
5G | Sub6 | N77/N78 | 対応 |
N79 | 非対応 | ||
ミリ波 | N257 | 非対応 | |
4G | FDD-LTE | Band1/3 | 対応 |
Band21(1.5GHz) | 非対応 | ||
Band19(800MHz) ※プラチナバンド |
非対応 | ||
Band28(700MHz) ※転用5Gの場合あり |
対応 ※転用5G非対応 |
||
TDD-LTE | Band42 ※転用5Gの場合あり |
対応 ※転用5G非対応 |
N79(5G Sub6)には非対応
NTTドコモは国内キャリアで唯一「N79(5G Sub6)」を割り当てられているキャリアです。
TP-Link Deco X50-5Gはこの「N79」には非対応です。
5Gミリ波には非対応
NTTドコモは「N257(5Gミリ波)」を割り当てられており、国内一部エリアにおいて「瞬速5G」としてサービス提供しています(N257単独運用はやっていない)。
TP-Link Deco X50-5Gはミリ波には非対応なので、この「瞬速5G」エリアでの超高速通信サービスを利用することはできません。
ただし、国内でのミリ波運用はまだまだ一部エリアにおける試験運用程度であり、iPhoneの最新版(iPhone15シリーズ)でさえミリ波には非対応です。
4G(LTE)プラチナバンド(Band19)には非対応
NTTドコモのプラチナバンド「Band19」には非対応です。
プラチナバンドは駅前などの一部混雑エリアや地下街などでエリア展開されており、ホームルーターとして使う住宅街ではあまりデメリットにはならない場合が多いのですが、電波が入りづらい広い家の奥まった部屋などでの利用において不安が残ります。
4G(LTE)ではBand1/3/28を利用可能
全国をカバーするBand1/3および一部エリアで提供されているBand28に対応しています。
NTTドコモに限らず国内キャリアは広い範囲を高速通信できるBand1/3によるエリア展開が主流であり、この点においてはTP-Link Deco X50-5GはNTTドコモで十分利用可能です。
Deco X50-5GはKDDI(au)回線で使える?
TP-Link Deco X50-5GをKDDI回線で使う場合の周波数帯対応状況をまとめます。
KDDIへ割り当てられている周波数帯と、それに対するTP-Link Deco X50-5Gの対応状況は以下のようになっています。
KDDI(au)運用周波数帯 | TP-Link Deco X50-5G対応状況 | ||
---|---|---|---|
5G | Sub6 | N77/N78 | 対応 |
ミリ波 | N257 | 非対応 | |
4G | FDD-LTE | Band1 | 対応 |
Band3 ※転用5Gの場合あり |
対応 ※転用5G非対応 |
||
Band11 | 非対応 | ||
Band18/26(800MHz) ※プラチナバンド |
非対応 | ||
Band28(700MHz) ※転用5Gの場合あり |
対応 ※転用5G非対応 |
||
TDD-LTE | Band40 | 対応 | |
Band41 | 対応 | ||
Band42 ※転用5Gの場合あり |
対応 ※転用5G非対応 |
5G Sub6完全対応
KDDIへ割り当てられている5G Sub6の「N77/N78」にTP-Link Deco X50-5Gは対応しています。
KDDI(au)の5Gエリア内であればTP-Link Deco X50-5Gによる5G通信が利用可能です。
5Gミリ波には非対応
KDDI(au)ではN257によるミリ波が割り当てられていますが、現在ごく一部の施設などでのスポット運用のみを行っています。
TP-Link Deco X50-5Gはこの「ミリ波N257」には非対応ですが、上記状況の中では自宅で固定回線として使う分においてはミリ波を利用することは(ほぼ)ありません。
KDDI(au)のプラチナバンドには非対応
KDDI(au)のプラチナバンドはBand18/26ですが、この周波数帯にTP-Link Deco X50-5Gは非対応です。
Deco X50-5Gはソフトバンク回線で使える?
TP-Link Deco X50-5Gをソフトバンク回線で使う場合の周波数帯対応状況をまとめます。
ソフトバンクへ割り当てられている周波数帯と、それに対するTP-Link Deco X50-5Gの対応状況は以下のようになっています。
ソフトバンク運用周波数帯 | TP-Link Deco X50-5G対応状況 | ||
---|---|---|---|
5G | Sub6 | N77/N78 | 対応 |
ミリ波 | N257 | 非対応 | |
4G | FDD-LTE | Band1 | 対応 |
Band3 ※転用5Gの場合あり |
対応 ※転用5G非対応 |
||
Band8 ※プラチナバンド |
非対応 | ||
Band9 ※転用5Gの場合あり |
非対応 | ||
Band21 | 非対応 | ||
Band28(700MHz) ※転用5Gの場合あり |
対応 ※転用5G非対応 |
||
TDD-LTE | Band41 | 対応 | |
Band42 ※転用5Gの場合あり |
対応 ※転用5G非対応 |
5G Sub6完全対応、ミリ波非対応
ソフトバンクは5G通信「Sub6 N77/N78」が割り当てられており、TP-Link Deco X50-5Gはこの両周波数帯に対応しているので、ソフトバンク5G通信を利用可能です。
一方でTP-Link Deco X50-5Gではミリ波による5G通信には非対応なのでソフトバンクのミリ波N257は利用することができません。
しかし、先述のようにミリ波による通信サービスはイベント会場的なスポット的利用が主であり、安定的・継続的に自宅固定回線として使う場合にはミリ波による通信サービスを利用することはほぼありません。
ソフトバンクプラチナバンド非対応
ソフトバンクでもっともつながりやすいといわれるプラチナバンドはBand8ですが、TP-Link Dexo X50-5GはこのBand8に非対応です。
TP-Link Deco X50-5Gではソフトバンクプラチナバンドを使っての通信サービスは利用できません。
Deco X50-5Gは楽天モバイル回線で使える?
TP-Link Deco X50-5Gを楽天モバイル回線で使う場合の周波数帯対応状況をまとめます。
楽天モバイルへ割り当てられている周波数帯と、それに対するTP-Link Deco X50-5Gの対応状況は以下のようになっています。
楽天モバイル運用周波数帯 | TP-Link Deco X50-5G対応状況 | ||
---|---|---|---|
5G | Sub6 | N77 | 対応 |
ミリ波 | N257 | 非対応 | |
4G | FDD-LTE | Band3 | 対応 |
Band18/26 ※パートナー回線(KDDI回線) |
非対応 | ||
Band28(700MHz) ※2024/6~プラチナバンド |
対応 |
Sub6完全対応、ミリ波非対応
楽天モバイルは5G通信「Sub6 N77」が割り当てられており、TP-Link Deco X50-5Gはこの両周波数帯に対応しているので、楽天モバイル5G通信を利用可能です。
一方でTP-Link Deco X50-5Gではミリ波による5G通信には非対応なので楽天モバイルのミリ波N257は利用することができません。
しかし、先述のようにミリ波による通信サービスはイベント会場的なスポット的利用が主であり、安定的・継続的に自宅固定回線として使う場合にはミリ波による通信サービスを利用することはほぼありません。
楽天モバイルプラチナバンド完全対応
2024年6月から楽天モバイルでは新しく割り当てられたプラチナバンドを「Band28」で運用開始しました。
まずは都市部からの運用開始ですが、やがて全国の繁華街や住宅地での運用も開始されていきます。
TP-Link Deco X50-5Gは楽天モバイルのプラチナバンド「Band28」に対応しており、楽天モバイルの新周波数を利用することができます。
Wi-Fiルーターとしての基本機能も充実
有線ポートも充実、光回線でも使える
TP-Link Deco X50-5Gは「モバイル回線を使ったホームルーター」「Wi-Fi6対応」という電波利用を全面に出している製品ですが、有線接続も非常に充実しています。
ポートおよび接続 ※WAN/LANポート |
1×2.5GbE/2×1GbE ※WAN/LAN自動認識 |
---|---|
WANタイプ |
|
Wi-Fiデバイス以外にも「2.5GbEが1ポート/1GbEが2ポート」の計3ポートの有線LANポートを持っているので自宅内ネットワークを有線で構築することもできるし、より高速な2.5GbEネットワークを構築することもできます。
さらに、インターネット接続についてもモバイル回線だけでなく有線(光回線)によるインターネット接続も可能、モバイル回線と光回線の併用という使い方も可能、と非常に高機能になっています。
モバイル回線だけじゃない!光回線でも使える万能ルーター
TP-Link Deco X50-5Gはモバイル回線の4G/5Gを使ってインターネット接続できるWi-Fiルーターですが、実は光回線やケーブルTV回線などの有線接続を使ってのインターネット接続も可能です。
さらに有線接続とモバイル回線接続を同時に使って「メイン回線は光回線、障害時のバックアップとしてモバイル回線」という使い方も可能です。
ご利用場所の変化によって光回線(有線接続)でもモバイル回線(4G/5G)でも、どちらでもインターネット接続できる万能ルーターです。
フレッツ光回線でのご利用に注意
TP-Link Deco X50-5Gを有線接続で使う場合、WAN側(インターネット側)の接続方式は以下のようになります。
WAN側仕様 |
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上記からわかるように、有線回線(光回線など)でインターネット接続する場合には現在フレッツ光回線などで主流となっているv6プラスやクロスパスなどの「IPv4 over IPv6」による接続はできないので注意が必要です。
実質的には「IPv4/PPPoE」によるインターネット接続が利用可能、となります。
※auひかりや地域電力系光回線などですね
SMS(ショートメール)も使える!?
TP-Link Deco X50-5Gの大きなメリットのひとつに「SMS(ショートメール)が使える」というのがあります。
TP-Link Deco X50-5Gに刺しているSIMカード(モバイルサービス)がSMS(ショートメール)対応のサービスである場合、SIMカードをTP-Link Deco X50-5Gに刺していてもSMSの送受信が可能です。
SMSの送受信はスマホアプリで利用可能なので、楽天モバイル「最強プラン」やpovoやmineo(マイネオ)などのSMS対応プランを使えばTP-Link Deco X50-5Gでデータ通信を行いながらSMSの利用ができます。
ただし、アプリでの送受信はリアルタイムでのSMS着信通知はできないことから日常的な連絡手段としての利用はイマイチですが、SNSサービスや各種サービス登録時のSMS認証などには十分使えます。
また、バージョンにより異なりますが楽天モバイル「最強プラン」をご利用の場合、Rakuten LINKのスマホ利用(SIMカードなし利用)が可能となる場合もあります。
楽天モバイルを固定回線利用するメリット
楽天モバイルでは着実に自社回線エリアの拡大は行われているようで、2021年4月、地方都市の我が家の楽天モバイル回線が突然「楽天モバイル自社回線」に切り替わりました。
以降、我が家でも余っているルーターに楽天モバイルのSIMを入れて固定回線として利用しています。
通信速度も悪くありません、光回線のVDSL配線(最高速度100Mbps)だと思えば十分「光回線と同じくらい速い!」と言えます。
楽天モバイルを自宅固定回線として使うのは正直「アリ!」だと思います。
エリア次第だけど通信速度も悪くない
我が家では楽天モバイルのSIMカードをSIMフリーのホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」に刺して固定回線代わりとして使っています。
自宅には別途電力系光回線があるので、楽天モバイル回線は家族用というよりも自室(書斎)用・私専用の回線です。
まずは速度測定してみます。
ネット上では下りで60Mbps以上の報告が多いようなので、我が家の楽天モバイルはちょっと遅い感じですが、それでも自分用の固定回線としては十分です。
PCでのYouTubeや各種動画サービスの視聴も問題ありませんし、DAZNでサッカーをテレビ視聴(Fire TV Stick)するにも全く問題ありません。
「みんなのネット回線速度」での楽天モバイルはかなり高速な結果が出ています。
楽天モバイル(キャリア)の通信速度レポート | みんなのネット回線速度
自宅の電波状況も簡単に確認できる
楽天モバイルに限りませんが、WiMAX +5G/NTTドコモ「home5G」/Softbank Airなど、電波を使ったホームルーターサービスの使い勝手は自宅の電波状況に大きく左右されるので事前の確認は大事ですね。
一般的なホームルーターサービスではサービス提供エリアに加えて住所別の電波状況なども情報提供しており、その状況を確認してサービスを申し込むことが必須となっています。
つまり、各社提供の情報により納得してサービスを申し込んだ場合には「いざ使ってみると自宅・自室で電波が届かなかった」という状況だとしても、それを理由に解約することはなかなかむつかしい状況です。
サービス自体は解約できても、高額な専用ルーターの残債が残る、という仕組みになっています。
楽天モバイルなら電波状況はお手持ちのスマホで簡単に確認できるし、もしホームルーターとして利用予定の場所で電波が届かない場合には契約期間の縛りがないため簡単にサービス解約することができます。
使用予定の場所で十分確認したあとに、安心してホームルーターを購入すれば良い、ということになります。
「最強プラン」ならパートナー回線も使い放題
楽天モバイルの現在のワンプラン「最強プラン」では、パートナー回線(KDDI回線)でも使い放題となりました。
従来は「自社回線(Band3)は使い放題」「パートナー回線(Band18)は5GB/月まで」という制限がありましたが、「最強プラン」になってパートナー回線も使い放題となっています。
パートナー回線は全国で広く使えるKDDI(au)のプラチナバンドであり、自社回線が届かない場所でもパートナー回線がしっかりと電波をカバーしてくれます。
ただしDeco X50-5Gはパートナー回線に非対応
楽天モバイル「最強プラン」でパートナー回線(KDDI回線)も使い放題になり、ヘビーユーザーの利便性が大きく向上しました。
ただし、TP-Link Deco X50-5Gではパートナー回線(KDDI回線)の利用はできません。
楽天モバイル「新プラチナバンド」提供開始
かねてから話題に上っていた楽天モバイルのプラチナバンドがいよいよ2024年6月より運用開始されました。
提供されるプラチナバンドの周波数帯はBand28です。
Band28は国内キャリアのすべてが利用している周波数帯であり、TP-Link Deco X50-5Gを含む多くのホームルーター/モバイルルーターも対応しており利用可能な周波数帯です。
Deco X50-5Gなら新プラチナバンドも利用可能
しかし、NTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンクでは子の周波数帯を5Gへ転用した「転用5G」として運用しているエリアが広がっているのでBand28の利用には注意が必要です。
※多くの場合、ホームルーター/モバイルルーターでは「転用5G」には対応していません。
楽天モバイル「最強プラン」の新プラチナバンドはBand28を使った4G/LTEサービスとして開始されているため、TP-Link Deco X50-5Gでの利用も可能となります。
※将来的には5Gに転用するのかもしれませんが・・・
SMS(ショートメール)も利用可能!つまり??
TP-Link Deco X50-5Gならデータ通信だけでなくSMS(ショートメール)の利用も可能です。
ルーター本体で送受信したSMS(ショートメール)はスマホアプリから簡単に確認、SMS(ショートメール)を読んだり送信したりすることができます。
TP-Link Deco X50-5Gで使用するSIMカード(モバイルサービス)がSMS対応プランであれば、データ通信だけでなくSMS(ショートメール)利用も可能です。
日常的な連絡手段としてはちょっと使い勝手がよくありませんが、SNSや各種サービスの登録時のSMS認証などでは十分に使える機能です。
楽天モバイル「Rakuten Link」も使える?
楽天モバイル「最強プラン」の大きな特徴として「無料通話・無料SMSが使える」というRakuten Linkの存在があります。
Rakuten Linkの利用開始にはSMSによる認証が必要ですが、通常では楽天モバイル「最強プラン」をホームルーターで利用する場合にはSMS受信できないためRakuten LinkのSMS認証ができません。
TP-Link Deco X50-5Gならスマホに楽天モバイル「最強プラン」のSIMカードが刺さっていなくても、ホームルーター(Deco X50-5G)側でSMSの受信が可能です。
もしかすると「Rakuten LinkのSIMなし運用」が可能かも・・・
※Rakuten Linkのバージョンにより認証動作の仕様が異なります
※当サイトではRakuten LinkのSIMなし運用」を推奨していません
契約も解約も無料
楽天モバイルは「手数料ゼロ宣言」しており、契約時の手数料も解約時の手数料(違約金・MNP転出手数料)も無料です。
契約時も解約時も別途費用はかかりません。
必要なのは毎月の使った分だけの従量制課金、そして自宅固定回線として使い倒しても最大で月額3,278円です。
毎月の月額料金が安いことに加えて、契約時・解約時のコストがかからないのも楽天モバイルの大きな魅力です。
これでたったの月額3,278円
楽天モバイルを自宅固定回線として使ってみた感想としては「家族複数人で同時に動画を見る」ということがなければ十分自宅固定回線として使える、という感じです。
実際我が家では家族みんなで楽天モバイル回線を使っているわけではなく、私個人(自室)用の回線として使っています。
また、電波状況も「良い!」とは言えず、日中のダウンロード速度も20Mbps程度です。
この状態で自分ひとりでの動画視聴はまったく問題ありませんし速度制限時(3Mbps)でも気づかない程度です。
ただし、Fire Stick TVを使ってテレビ視聴している場合などはPC同時利用はちょっとカクカクしますね。
結論として「一人暮らしなら十分楽天モバイル回線を自宅固定回線として使える」と思います。
- 自社回線もパートナー回線も使い放題
- どれだけ使っても月額3,278円/月
- 光回線VDSL配線程度の速度がでる
- 契約時・解約時の費用なし
- もちろんスマホでも使い放題・無料通話もできる
TP-Link Deco X50-5Gで楽天モバイルを使う
楽天モバイル「最強プラン」4G対応
楽天モバイルの現在の主力周波数はBand3(自社回線エリア)です。
すでにBand3による自社回線エリアは全国に広がっており、駅前などの一部密集地や地下街などを除いてほぼ自社回線(Band3)によるエリア展開が行われています。
TP-Link Deco X50-5Gは楽天モバイル自社回線エリア(Band3)に完全対応しており、現在自宅で楽天モバイルをご利用可能であればほぼ安心して固定回線利用が可能です。
楽天モバイル「最強プラン」5G対応
楽天モバイルの5G対応エリアが順調にエリア拡大しています。
地方都市の住宅街でも5Gの電波を掴むようになってきました。
TP-Link Deco X50-5Gは楽天モバイルの5G通信に完全対応しています。
いまはまだ5Gが利用できない方であっても、近い将来楽天モバイル5Gエリアに入ることが予想されるし、そうなっても安心して使い続けることができます。
楽天モバイル「最強プラン」の新プラチナバンドにも対応
楽天モバイルに割り当てられている電波の周波数帯は「5G(Sub6)=N77/N78」「4G=B3」です。
さらに2024年6月からは新たに割り当てられたプラチナバンドが「4G=B28」として運用開始されています。
すでに全国で広くB3によるエリア拡大が進んでおり、さらにプラチナバンド(B28)によるエリアも今後広がってくることで利便性も増してくることが予想されます。
TP-Link Deco X50-5Gはこれら楽天モバイルの自社回線にフル対応しています。
※ミリ波は除きます(非対応)
注意点!パートナー回線(KDDI回線)には非対応
楽天モバイル「最強プラン」では自社回線エリア(Band3)とKDDI(au)から借りているパートナー回線(Bnad18)によりエリア展開を行っています。
現在は自社回線によるエリアが十分広がったことから広域的には全国で自社回線(Band3)が利用可能ですが、都市部の密集地などでは今でもパートナー回線が主力となっています。
この点において、TP-Link Deco X50-5Gはパートナー回線(KDDI回線)のBand18には対応していません。
よって、自宅のネットワーク環境構築時にパートナー回線を当てにしている方はTP-Link Deco X50-5Gを選択すべきではありません。
自宅がパートナー回線のみの場合にはBand3/Band18対応のSpeed Wi-Fi HOME 5G L11/L12をおすすめします。
TP-Link Deco X50-5Gで楽天モバイルAPNを設定
TP-Link Deco X50-5Gで楽天モバイル「最強プラン」を使うのは非常に簡単で、スマホアプリからAPN(接続設定)を登録するだけです。
スマホアプリ「Decoアプリ」を起動し、「ツール > インターネット接続」を選びます。
「APNの管理」画面を開きます。
「APNの管理画面」よりAPN追加(+マーク)を選択します。
APNの新規追加画面で楽天モバイル「最強プラン」のAPN情報を登録し「完了」を押下します。
「APNを追加」画面で以下の情報を登録します。
プロファイル名 | ご自由に ※”rakuten”など |
---|---|
APN | “rakuten.jp”を設定 |
上記2点だけを設定後「完了」ボタン押下します。
たったこれだけで楽天モバイルを利用するためのAPN(接続定義)設定は完了です。
TP-Link Deco X50-5Gで楽天モバイルのSMSを使う
TP-Link Deco X50-5Gはお使いの通信サービス(SIMカード)がSMS対応であれば、TP-Link Deco X50-5GでのSMS(ショートメール)送受信が可能です。
TP-Link Deco X5-5GでのSMS(ショートメール)送受信はスマホアプリを使って行います。
スマホでTP-Link Decoアプリを起動し、メインメニューから「SMS」を選択します。
「InBox(受信箱)」「OutBox(送信箱)」が表示されるので、ここからSMS(ショートメール)を読んだり、送信したりすることができます。
なお、スマホ本体での(スマホにSIMカードを刺した状態で)SMS送受信とは異なり、SMS(ショートメール)受信時のリアルタイムの着信通知はできません。
また、当然ながらアプリをインストールしているスマホとTP-Link Deco X50-5Gが同じネットワーク内になければSMS送受信はできません。
よって、日常的な連絡手段としてのSMS利用にはちょっと無理があるかな?と思いますが、SNSや各種サービスの利用登録時のSMS認証などには十分利用可能でしょう。
まとめ、プラチナバンド時代の楽天モバイル回線に最適
本記事ではTP-Link Deco X50-5Gを楽天モバイルで使う前提でのメリット・デメリットを説明してきました。
TP-Linkはグローバル企業なので日本独自のサービス・技術などに特化したきめ細かな製品ではありませんが、ここまで見てきたように楽天モバイル「最強プラン」を前提にすると非常に相性の良い高性能ルーターといえます。
特に、ポイントとしては以下の点になります。
- 基本機能が優秀で充実している
- メッシュWi-Fiも組める
- SIMフリーなのでいろんなモバイル回線サービスが選べる
- 5G通信国内フル対応、プラチナバンド利用可能
- アプリでSMS送受信も可能、Rakuten Linkも???
モバイルサービスはお試し利用ができる
楽天モバイルに限りませんが、最近のモバイルサービス(スマホ回線)はほとんどが「契約縛りなし」「解約時違約金なし」での契約が可能です。
ちょっと古いスマホがあればお試し気分で契約し、自宅で固定回線として使えるレベルか?の確認が簡単にできてしまいます。
TP-Link Deco X50-5Gはそれなりの価格となりますが、事前に予定しているモバイルサービスをお試し利用して確認したうえで購入すると良いでしょう。
楽天モバイル「最強プラン」に最適
TP-Link Deco X50-5Gは楽天モバイル「最強プラン」を自宅固定回線として使うのに最適なホームルーターだと言えます。
楽天モバイルお試し利用で自宅利用が可能とわかったのであれば、TP-Link Deco X50-5Gは楽天モバイルの自社回線に完全対応しているからです。
注意点として「パートナー回線(KDDI回線)は使えない」というのがありますが、その代わりに2024年6月スタートの楽天モバイルプラチナバンドが使えます。
プラチナバンドの運用開始によって、今後は駅前などの一部混雑エリアを除きパートナー回線エリアの縮小と自社プラチナバンドエリアの拡大が見込まれます。
TP-Link Deco X50-5Gはプラチナバンド時代の楽天モバイル「最強プラン」に最適なホームルーターとなります。
楽天モバイル「最強プラン」でSMSも使える
TP-Link Deco X50-5Gならお使いの回線サービスがSMS(ショートメール)対応であれば、ホームルーターの機能としてSMS(ショートメール)利用が可能です。
SMS(ショートメール)はホームルーター(Deco X50-5G)側で処理されるため、TP-Linkのスマホアプリを使うことでSMS(ショートメール)の送受信ができます。
リアルタイムでの着信通知などはできないため日常利用はちょっと厳しいですが、SNSや各種サービスへの登録時のSMS認証などには十分利用することができます。
もしかすると無料通話Rakuten Linkも・・・
楽天モバイル「最強プラン」には無料通話・無料SMSが利用できるRakuten Linkのサービスがあります。
Rakuten Linkアプリをスマホへインストールすることで、Rakuten Linkによる無料通話・無料SMSが利用可能です。
アプリの初期ログイン時にSMSによる認証が必要なので、お使いのスマホに楽天モバイル「最強プラン」のSIMカードが必要です。
TP-Link Deco X50-5GのSMS送受信機能を使えば(もしかすると)SIMカードをDeco X50-5Gへ刺したままでスマホ側からRakuten LinkのSMS認証ができるかも・・・
※Rakuetn Linkのバージョンにより異なります
※本記事ではRakuten LinkのSIMなし運用を推奨していません
光回線でも使える、モバイル回線をバックアップとして使える
TP-Link Deco X50-5Gはモバイル回線専用のルーターではありません。
「SIMカードを刺せばモバイル回線の利用ができるルーター」であり、同時に光回線やケーブルTV回線などの有線によるインターネット接続も可能です。
さらに、有線接続とモバイル回線接続を同時に使い「メイン利用は有線接続、バックアップ回線はモバイル回線を使う」というバックアップ運用でも使えるルーターです。
TP-Link Deco X50-5Gを持っておけば、利用場所によってモバイル回線でも光回線でも同じように使うことができるホームルーターです。
ただし、注意点としてフレッツ光やNURO光などで導入が進んでいる「IPv4 over IPv6(v6プラスやDS-Liteなど)」での接続はできません。
※フレッツ光回線でもPPPoE/IPv4接続は可能
※電力系光回線、auひかりなどで利用可能です