本ページ記載のサービス提供価格は特記がない限り消費税込みの価格です
電波を使ったモバイル回線が高速化したことで、自宅の固定回線をホームルーターサービスで置き換える方が増えてきています。
2021年に提供開始されたNTTドコモ「home5G」もきっかけとなり、わざわざ光回線の工事などせずにホームルーターを簡単に導入することができます。
ただホームルーターを自宅固定回線として使う場合、使い方によっては「使えない!」ということになります(ホームルーターに限りませんが)。
この記事では一般的に困難・不可能といわれる「ホームルーターでポート開放ができる通信サービス」について検討していきます。
目次
置くだけのネット回線でポート開放できる?
置くだけ簡単のWiMAX +5Gホームルーターは光回線のような工事が不要で契約したらすぐに使えることで人気の回線サービスです。
同様のホームルーターサービスとしては先行サービスの「ソフトバンク・エアー」や高速・無制限で人気のNTTドコモ「home5G」などがあります。
これらのホームルーターサービスは簡単設置で便利なのですが、一部の利用者には「ポート開放ができない」という問題点があります。
ポート開放とは?
ポート開放とは外部(自宅外部)から自宅へネットワーク接続したときに自宅内の宛先を示すための経路です。
IPアドレスが自宅住所だとするとポート番号は部屋番号と考えるとよいかもしれません。
外出先からネットワークカメラで自宅のペットを監視したい、という場合は自宅IPアドレスとネットワークカメラに割り当てたポート番号を指定することで、外出先からネットワークカメラに接続することができます。
このように部屋(自宅内のデバイス)と経路(ポート番号)を紐づけることを「ポート開放」と言い、自宅内のルーターに設定を行います。
ポート開放ができないと何が困る?
ポート開放ができなければ外出先・外部から自宅ネットワークのデバイスに接続することができません。
これで何が困るか?というとさまざまなのですが、例えば以下のような使い方ができない、ということになります。
ポート開放ができないと何が困る?
- 外出先から自宅のカメラやIoT家電にアクセスできない
- 自宅のサーバーを外部に公開できない
- 外出先から自宅へVPN接続できない
- などなど・・・
なぜポート開放できない?
ポート開放ができる回線サービスと解放できない回線サービスがあります。
理由(違い)は複数ありますが、一番多い理由が「IPv4プライベートアドレスが割り当てられる」という点です。
IPアドレスは通信する場合に必要な自宅住所となりますが、世界共通で使える「グローバルIPアドレス」とプロバイダー内でのみ有効な「プライベートIPアドレス」があります。
そして回線サービスやプロバイダーによって自宅に割り当てられるIPアドレスが「グローバルIP」か「ローカルIP」かの違いがあります。
「ローカルIP」の場合はプロバイダー内部でのみ有効なアドレスなのでプロバイダーの外部からプライベートIPアドレスを指定しても自宅へ通信することができません。
つまり「プライベートIPアドレス」を使っている回線サービス・プロバイダーではポート開放ができない(外出先から自宅住所がわからない)ということになります。
ソフトバンク・エアーはポート開放できる?
ソフトバンク・エアーのルーターへ付与されるIPアドレスはプライベートIPアドレスとなります。
よって外部から自宅のソフトバンク・エアーのルーターへ接続することはできません。
NTTドコモ「home5G」はポート開放できる?
人気のホームルーターサービス「home5G」はドコモのspモード通信を使ったサービスです。
spモードでは自宅ルーター(HR01)にプライベートIPアドレスを割り当てます。
このため、外部から自宅のホームルーター(HR01)へ接続することはできません。
WiMAX +5Gはポート開放できる?
WiMAX +5GはKDDI系列の通信事業者「UQコミュニケーションズ」が提供する通信サービスですが、多くのプロバイダーが自社ブランドで販売しています。
そしてWiMAX +5Gのルーターに割り当てられるIPアドレスはプロバイダーにより異なります。
外部から自宅のWiMAX +5Gルーターに接続するためにはグローバルIPアドレスが割り当てられている必要がありますが、以下のプロバイダーではグローバルIPアドレスを付与してもらうことができます。
プロバイダー | 運営会社 | IPv4アドレス |
---|---|---|
UQ WiMAX +5G | UQコミュニケーションズ | グローバルIPアドレスオプション ※110円/月 |
Broad WiMAX +5G | ALL CONNECT | グローバルIPアドレスオプション ※110円/月 |
ASAHIネット WiMAX +5G | ASAHIネット | 固定IPアドレス |
別途オプションでグローバルIPアドレス利用可能
WiMAXの本家UQコミュニケーションズが提供する「UQ WiMAX」と「Broad WiMAX」では「グローバルIPアドレスオプション(月額105円/月)」という有料オプションがあります。
このオプションを利用するとルーターにグローバルIPアドレスが割り当てられるようになり、ポート開放も可能となります。
ASAHIネットなら固定IPv4アドレスも使える
国内の通信サービスの老舗プロバイダーであるASAHIネットが提供している「ASAHIネット WiMAX +5G」なら固定IPv4アドレスを使えるプランがあります。
ASAHIネットの固定IPアドレスならルーターに割り当てられるIPアドレスがずっと同じで変更されることがないので、いつでも安定して外部から自宅(WiMAXルーター)への接続ができるようになります。
ただいASAHIネットのWiMAX +5Gには通常プラン(プライベートIP)と固定IPプランがあり、固定IPプランは少々割高の価格設定となっています。
グローバルIPアドレスが使えるホームルーター
以上のように自宅の固定回線としてホームルーターを検討している方が注意すべき点として、「外部から自宅への通信が必要か?」という点があります。
もしペットの見守りカメラや自宅へのVPN接続が必要であればグローバルIPアドレスが必要であり、さらにはそのIPアドレスが変動するよりも固定されていたほうが使い勝手がよくなります。
そしてホームルーターサービスでグローバルIPアドレスが使えるサービスは「WiMAX +5Gの一部プロバイダー」となり、以下の選択肢となります。
プロバイダー | 運営会社 | IPv4アドレス |
---|---|---|
UQ WiMAX +5G | UQコミュニケーションズ | 変動グローバルIPv4アドレス ※オプション105円/月 |
Broad WiMAX +5G | ALL CONNECT | 変動グローバルIPv4アドレス ※オプション105円/月 |
ASAHIネット WiMAX +5G | ASAHIネット | 固定IPアドレス ※「固定IPアドレス」プラン |
UQ WiMAXとBroad WiMAXは別途オプションによりグローバルIPアドレス(変動)を利用することができます。
ASAHIネットならずっと同じIPアドレスが固定される固定IPアドレスを利用することができます。
グローバルIPアドレスでおすすめ「ASAHIネット WiMAX +5G」
ASAHIネットはWiMAX +5Gで唯一、そしてホームルーターサービスでも唯一の「固定IPアドレスが使えるホームルーター」を提供しています。
ASAHIネットは国内の老舗プロバイダーであり、創業時より固定IPアドレスの提供に力を入れてきたプロバイダーであることから、新しく参入したWiMAX +5Gでも固定IPアドレスを提供するのは当然の流れというところです。
自宅のホームルーターで外部から自宅への接続が必要な場合、一番おすすめのホームルーターは「ASAHIネット WiMAX +5G」です。
固定IPアドレスなら何がうれしい?
ASAHIネット WiMAX +5Gが提供するグローバルIPアドレスは「固定IPアドレス」という点が他社と異なりまた唯一となります。
グローバルIPアドレスには「固定」と「変動」があり、「固定IPアドレス」はずっと同じIPアドレスが付与される、「変動IPアドレス」はたびたびIPアドレスが変わる、というIPアドレスになります。
外部から自宅へ接続する場合はそりゃもうIPアドレスは固定のほうが使いやすいですよね。
変動IPアドレスではポート開放できない?
UQ WiMAXやBroad WiMAXの「グローバルIPアドレスオプション(105円/月)」では付与されるIPアドレスは「変動IPアドレス」となります。
ルーターを再起動したタイミングやプロバイダーのメンテナンスなどのタイミングでルーターに付与されるIPアドレスが変わります。
IPアドレスが変わる(変動)ならポート開放できないのか?というとそうではありませんが、IPアドレスが変わるたびに新しいIPアドレスを伝えないといけない(住所がかわるので)ので不便ではあります。
変動IPアドレスならダイナミックDNSを利用する
変動IPアドレスでもポート開放できますが、IPアドレス(住所)が変わるたびに新しいIPアドレスを伝えるのは不便です。
この場合はダイナミックDNSサービスを利用すると便利です。
DNSサービスとは名前(ドメイン名、www.yahoo.co.jpみたいなもの)をIPアドレスに変換してくれるサービスであり、このDNSサービスがあるから私たちはネット上のサービスを名前で(www.yahoo.co.jpなど)利用することができる仕組みです。
ダイナミックDNSとはルーターのIPアドレスが変更されるたびに新しいIPアドレスを登録してあげることで、同じ名前で最新のIPアドレスがわかるサービスです。
変動IPアドレスのプロバイダーを使う場合には合わせてダイナミックDNSのサービスも使うと便利です。
ASAHIネット WiMAX +5Gの「固定IPアドレス」プラン
ASAHIネット WiMAX +5Gの料金プランを見ていきましょう。
ASAHIネット WiMAX +5Gは固定IPアドレスが提供される「固定IPアドレスプラン」とプライベートIPが提供される「ギガ放題プラン」の2つのプランがあります。
※ポート開放するためには「固定IPアドレスプラン」が必要です。
費用項目 | ギガ放題プラン 固定IPアドレス |
ギガ放題プラン (プライベートIPアドレス) |
|
---|---|---|---|
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 | |
端末代金 | 21,780円 ※別途代引手数料440円 |
||
月額費用 | 0か月目 ※利用開始月 |
0円(無料) | |
1~23か月目 | 6,578円/月 | 3,278円/月 | |
24か月目以降(ずっと) | 4,928円/月 | ||
オプション料金 | プラスエリアモード利用料1,100円/月 ※プラスエリアモード通信を行った月のみ |
||
契約 | 契約期間 | 契約期間の定めなし(縛りなし) | |
解約時違約金 | 解約時違約金なし |
プライベートIPアドレスが付与される「ギガ放題プラン」に対して固定IPアドレスが付与される「固定IPアドレス」プランは月額1,650円増しになります。
固定IPアドレス代金として月額1,650円、というところです。
ただし通常プランで月額4,928円/月(税込み)はホームルータープランとしては結構安い部類であり価格的におすすめ(契約縛りもないし)、そこからの固定IPアドレスが1,650円となります。
端末代金は一括払い/代金引換
初期費用としてWiMAX +5Gの端末代金が必要ですが、端末は代金引換での支払いとなり本体代金(2,1780円)と別途代引き手数料(440円)が必要(合計22,220円)。
端末購入を伴わない通信サービスの契約は不可です。
契約期間の縛りがない
契約期間の縛りはありません。
よって解約時の違約金等もありません。
WiMAXの本家「UQ WiMAX +5G」でポート開放
UQ WiMAX +5GはWiMAXの本家「UQコミュニケーションズ」が提供しているWiMAX +5Gサービスです。
WiMAXの本家らしく、オプションとサポートサービスが充実しているのが特徴、さらに契約期間の縛りがありません。
UQ WiMAX +5GでもグローバルIPアドレスを利用することができます。
UQ WiMAX +5Gの「グローバルIPアドレス」オプション
UQ WiMAX +5GのIPアドレスは標準ではWiMAX他社プロバイダーや他社ホームルーターサービスと同様に「プライベートIPアドレス」となります。
このため、標準では外部から自宅WiMAXルーターへの接続ができずポート開放もできません。
ここに月額110円/月のオプション「グローバルIPアドレスオプション」を利用することで、ルーターへグローバルIPアドレスが付与されるようになり外部から自宅のWiMAXルターへ接続できるようになります。
月額110円なので安いですね。
ただし付与されるグローバルIPアドレスは「変動」
UQ WiMAX +5GのグローバルIPアドレスオプションで付与されるIPアドレスは「固定」ではなく「変動」となります。
つまり、ルーター再起動のタイミングやプロバイダー側のメンテナンスのタイミングでIPアドレスが変更する可能性がある、ということです。
IPアドレスが知らないうちに変更されてしまうと、外部から接続できなくなってしまいますね。
「変動アドレス」ならダイナミックDNSサービスを利用する
yahoo!JAPANのウェブサイトには「183.79.250.123」など8つのIPアドレスがありますが、私たちがYahoo!を利用する場合にIPアドレスを意識することはありません。
それは「www.yahoo.co.jp」という名前を「183.79.250.123」というIPアドレスに変換してくれるDNSという機能があるからです。
DNSを拡張した「ダイナミックDNS」というサービスがあり、定期的に(5分間隔とか)DNSサービスにWEBアクセスすることで最新のIPアドレスを更新してくれる仕組みです。
この仕組み(ダイナミックDNS)と自動的に(5分間隔とか)DNSサービスにウェブアクセスする仕組みがあれば、知らない間にIPアドレスが変わったとしても名前から最新のIPアドレスへの変換ができます。
つまり変動グローバルIPアドレスを利用する場合には「ダイナミックDNS」と「定期的にIPアドレスを更新する仕組み」が必要になります。
逆に言えば、この2つの仕組みを利用すると変動アドレスでも安定して外部から自宅のWiMAXルーターに接続することができます。
ダイナミックDNSサービスの使い方は?
ダイナミックDNSは有料・無料のサービスがあります。
市販のルーターを購入するとルーターのメーカーがユーザー特典として有料・無料でダイナミックDNSを提供してくれるし、それ以外にもたくさんのダイナミックDNSサービスがあります。
ダイナミックDNSへユーザー登録するとドメイン名が1つもらえます。
このドメイン名に対して定期的に最新のIPアドレスを更新できればIPアドレスを意識することなくドメイン名だけで外部から自宅へ接続できるようになります。
ダイナミックDNSのIPアドレス自動更新
ダイナミックDNSの仕組みとして、対象のネットワーク(この場合は自宅内のパソコン)からダイナミックDNSにウェブアクセス(https通信)することで自宅ルーターに割り当てられているIPアドレスを自動更新してくれます。
この仕組みの詳細はダイナミックDNSを提供しているサービスごとに異なります。
もっとも簡単な仕組みの実現はエレコム製ルーターを使うことです。
エレコム製ルーターであればユーザー特典として無料でダイナミックDNS「SkyLinkDDNS」を提供してくれるし、エレコム製ルーターが定期的にウェブアクセスして最新のIPアドレスを更新してくれます。
またエレコム以外でもI-O DATA/TP-Link/ASUSなどもユーザー特典として無料のダイナミックDNSを提供しており、同社製ルーターでは自動的にIPアドレスを更新する仕組みまでルーターに含まれています。
UQ WiMAXの料金プラン
費用項目 | ギガ放題プラン | |
---|---|---|
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 |
端末代金 | 21,780円 | |
月額費用 | 0か月目 ※利用開始月 |
最大4,268円 ※日割り計算 |
1~24か月目 | 4,268円/月 | |
25か月目以降(ずっと) | 4,950円/月 | |
オプション料金 | プラスエリアモード利用料1,100円/月 ※プラスエリアモード通信を行った月のみ |
|
グローバルIPアドレスオプション110円/月 | ||
契約 | 契約期間 | 契約期間の定めなし(縛りなし) |
解約時違約金 | 解約時違約金なし |
月額料金4,268円/月(税込み)にグローバルIPアドレスオプション(110円/月)を加えて合計で4,378円/月、となります。
ダイナミックDNSとグローバルIPオプションの組み合わせ
UQ WiMAX +5GはASAHIネット WiMAXの「固定IPアドレス」とは違い「変動グローバルIPアドレス」となります。
「固定IPアドレス」ではないので知らないうちにIPアドレスが変更されてしまいます。
この問題に対処する仕組みがダイナミックDNSとダイナミックDNSの自動更新という2つの仕組みです。
この2つの仕組みを安価で実現する一番簡単な方法はルーターメーカーが無料で提供しているダイナミックDNSを使う、ということになります。
いくつかのルーターメーカーが自前のダイナミックDNSサービスおよび自社ルーターでの自動更新機能を有していますが、私が使ったことがあるのはエレコム製とASUS製です。
どの仕組みを使っても良いですがエレコム製ルーターを使ってダイナミックDNS登録したうえでエレコム製ルーターで自動更新させるのが良いでしょう。
これにより月額料金ベースでは固定IPアドレスのASAHIネットの月額6,028円/月よりも1,760円/月も安く仕組みつくりができることになります。
まとめ、ホームルーターでもポート開放できる!
プライベートIPか?グローバルIPか?
プロバイダーが回線端末に割り当てるIPアドレスには「プライベートIP」と「グローバルIP」があります。
「プライベートIP」はプロバイダー内でのみ有効なアドレスで外部(インターネット側)からはアクセスできません。
「グローバルIP」はインターネットで有効なアドレスなので外部(インターネット側)からアクセスすることができます。
外部から接続できるのは「グローバルIP」
ホームルーターサービスが提供するIPアドレスは以下のようになっています。
ホームルーター サービス |
提供事業者 | IPアドレス種別 |
---|---|---|
home5G | NTTドコモ | spモード/プライベートIP |
Softbank Air | ソフトバンク | プライベートIP |
WiMAX +5G | UQコミュニケーションズ | プライベートIP ※一部プロバイダーでグローバルIPアドレス |
つまりホームルーターサービスでポート開放ができるのは「WiMAX +5Gの一部プロバイダー」のみ、ということになります。
ポート開放できるWiMAX +5Gプロバイダー
グローバルIPアドレスが使える「一部のWiMAX +5Gプロバイダー」は以下の2プロバイダーです。
プロバイダー | 事業者 | 備考 |
---|---|---|
UQ WiMAX +5G | UQコミュニケーションズ | 「グローバルIPアドレスオプション」月額110円/月 |
ASAHIネット WiMAX +5G | ASAHI-NET | 「固定IPアドレスプラン」 |
ホームルーターでポート開放したいなら「WiMAX +5Gをこの2プロバイダーのどちらかで契約する」必要があります。
「固定IP」か?「変動IP」か?
「変動IPアドレス」とは端末に割り当てられるIPアドレス(住所)がたまに変わってしまいます。
「固定IPアドレス」とはずっと同じIPアドレスが端末に割り当てられます。
グローバルIPアドレスであれば「固定IP」でも「変動IP」でもポート開放できますが、IPアドレスがずっと変わらない「固定IP」のほうが使い勝手が良いです。
グローバルIPアドレスを提供するWiMAX +5Gプロバイダーの仕様は以下のようになります。
プロバイダー | 事業者 | 備考 |
---|---|---|
UQ WiMAX +5G | UQコミュニケーションズ | 変動IPアドレス |
ASAHIネット WiMAX +5G | ASAHI-NET | 固定IPアドレス |
「変動IPアドレス」ならダイナミックDNSと併用
「固定IP」はずっと同じIPアドレス(住所)が使えますが「変動IPアドレス」は知らないうちにIPアドレス(住所)が変更されてしまいます。
「変動IP」でいつものIPアドレスから変更されてしまうと自宅へつながらなくなってしまい、不便です。
そこで「変動IP」の場合はダイナミックDNSサービスと併用すると便利になります。
ダイナミックDNSを使えばIPアドレスが変更されても定期的(5分間隔とか)に最新のIPアドレスでDNS情報を変更できるので、「名前(ドメイン名)でアクセス」という使い方をしていればIPアドレスの変更を意識する必要がありません。
手っ取り早くダイナミックDNSならエレコム製ルーターを使う
ダイナミックDNSを活用する使い方は様々な方法がありますが、一番簡単で安く使えるのはエレコム製のルーターを使うことです。
エレコム製ルーターだとエレコムが提供するダイナミックDNSサービスとエレコム製ルーターが最新IPアドレスを自動更新してくれる仕組みがセットで手に入ります。
安定性のASAHIネットWiMAX、低コストのUQ WiMAX
ホームルータでポート開放するなら「固定IPのASAHIネットWiMAX +5G」か「変動IPのUQ WiMAX +5G」を選ぶことになります。
比較項目 | ASAHIネット WiMAX +5G |
UQ WiMAX +5G | |
---|---|---|---|
IPアドレス | グローバル プライベート |
グローバルIPアドレスの利用可能 | |
固定/変動 | 固定IPアドレス | 変動IPアドレス | |
月額料金 | 基本料金 | 6,028円/月 | 4,268円/月 |
オプション料金 | - | 110円/月 ※グローバルIPオプション |
|
月額料金 合計 |
6,028円/月 | 4,378円/月 |
ASAHIネットは「固定IP」ですが月額6,028円/月とちょっと高くなります。
UQ WiMAXは「変動IP」ですがダイナミックDNSと併用すれば使い勝手は悪くなく、月額4,378円/月に抑えることができます。