楽天モバイルを自宅固定回線として使うのが流行っているようです。
楽天モバイルが流行っている、というよりも「工事不要の固定回線」「ホームルーター」が流行っていて一番使いやすいのが月額3,278円の楽天モバイル、というところだと感じます。
本来、楽天モバイルはスマホ向けの通信サービスですが、別途ホームルーターを購入して楽天モバイルのSIMカードを挿入することで、環境次第ではWiMAX +5GやNTTドコモのhome5Gよりも安くて使いやすいホームルーターサービスとして使える可能性があります。
この記事では楽天モバイルを自宅のホームルーター回線として使うための手順を説明していきます。
楽天モバイルを固定回線利用するメリット
楽天モバイルでは着実に自社回線エリアの拡大は行われているようで、2021年4月、地方都市の我が家の楽天モバイル回線が突然「楽天モバイル自社回線」に切り替わりました。
以降、我が家でも余っているルーターに楽天モバイルのSIMを入れて固定回線として利用しています。
通信速度も悪くありません、光回線のVDSL配線(最高速度100Mbps)だと思えば十分「光回線と同じくらい速い!」と言えます。
楽天モバイルを自宅固定回線として使うのは正直「アリ!」だと思います。
エリア次第だけど通信速度も悪くない
我が家では楽天モバイルのSIMカードをSIMフリーのホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」に刺して固定回線代わりとして使っています。
自宅には別途電力系光回線があるので、楽天モバイル回線は家族用というよりも自室(書斎)用・私専用の回線です。
まずは速度測定してみます。
ネット上では下りで60Mbps以上の報告が多いようなので、我が家の楽天モバイルはちょっと遅い感じですが、それでも自分用の固定回線としては十分です。
PCでのYouTubeや各種動画サービスの視聴も問題ありませんし、DAZNでサッカーをテレビ視聴(Fire TV Stick)するにも全く問題ありません。
「みんなのネット回線速度」での楽天モバイルはかなり高速な結果が出ています。
楽天モバイル(キャリア)の通信速度レポート | みんなのネット回線速度
自宅の電波状況も簡単に確認できる
楽天モバイルに限りませんが、WiMAX +5G/NTTドコモ「home5G」/Softbank Airなど、電波を使ったホームルーターサービスの使い勝手は自宅の電波状況に大きく左右されるので事前の確認は大事ですね。
一般的なホームルーターサービスではサービス提供エリアに加えて住所別の電波状況なども情報提供しており、その状況を確認してサービスを申し込むことが必須となっています。
つまり、各社提供の情報により納得してサービスを申し込んだ場合には「いざ使ってみると自宅・自室で電波が届かなかった」という状況だとしても、それを理由に解約することはなかなかむつかしい状況です。
サービス自体は解約できても、高額な専用ルーターの残債が残る、という仕組みになっています。
楽天モバイルなら電波状況はお手持ちのスマホで簡単に確認できるし、もしホームルーターとして利用予定の場所で電波が届かない場合には契約期間の縛りがないため簡単にサービス解約することができます。
使用予定の場所で十分確認したあとに、安心してホームルーターを購入すれば良い、ということになります。
「最強プラン」ならパートナー回線も使い放題
楽天モバイルの現在のワンプラン「最強プラン」では、パートナー回線(KDDI回線)でも使い放題となりました。
従来は「自社回線(Band3)は使い放題」「パートナー回線(Band18)は5GB/月まで」という制限がありましたが、「最強プラン」になってパートナー回線も使い放題となっています。
パートナー回線は全国で広く使えるKDDI(au)のプラチナバンドであり、自社回線が届かない場所でもパートナー回線がしっかりと電波をカバーしてくれます。
契約も解約も無料
楽天モバイルは「手数料ゼロ宣言」しており、契約時の手数料も解約時の手数料(違約金・MNP転出手数料)も無料です。
契約時も解約時も別途費用はかかりません。
必要なのは毎月の使った分だけの従量制課金、そして自宅固定回線として使い倒しても最大で月額3,278円です。
毎月の月額料金が安いことに加えて、契約時・解約時のコストがかからないのも楽天モバイルの大きな魅力です。
これでたったの月額3,278円
楽天モバイルを自宅固定回線として使ってみた感想としては「家族複数人で同時に動画を見る」ということがなければ十分自宅固定回線として使える、という感じです。
実際我が家では家族みんなで楽天モバイル回線を使っているわけではなく、私個人(自室)用の回線として使っています。
また、電波状況も「良い!」とは言えず、日中のダウンロード速度も20Mbps程度です。
この状態で自分ひとりでの動画視聴はまったく問題ありませんし速度制限時(3Mbps)でも気づかない程度です。
ただし、Fire Stick TVを使ってテレビ視聴している場合などはPC同時利用はちょっとカクカクしますね。
結論として「一人暮らしなら十分楽天モバイル回線を自宅固定回線として使える」と思います。
- 自社回線もパートナー回線も使い放題
- どれだけ使っても月額3,278円/月
- 光回線VDSL配線程度の速度がでる
- 契約時・解約時の費用なし
- もちろんスマホでも使い放題・無料通話もできる
楽天モバイル固定回線利用におすすめのルーター
楽天モバイルを自宅固定回線として本格的に利用するならホームルーターでの利用をおすすめします。
スマホやポケットWi-Fiによるテザリングではなく、家庭用電源からの安定動作によりスマホ・ポケットWi-Fiよりもしっかりと電波をつかんで安定・高速な動作が期待できます。
そして、楽天モバイル自社回線利用でのおすすめのホームルーターは「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」です。
本来、「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」はKDDIのWiMAX +5G専用ルーターなのですが「SIMフリールーターである」「楽天自社回線(バンド3)およびパートナー回線(バンド18)が使える」という点が特徴、さらにこのルーターのメリットを記述していきます。
楽天自社回線(バンド3)固定が簡単
Speed Wi-Fi HOME 5G L11は楽天モバイル固定回線利用において重要な機能「バンド3固定」が簡単にできます。
「バンド3固定」にすることで「バンド18(auパードナー回線)」での通信を排除し、パートナー回線の「高速通信は月間5GBまで」という制限を回避することができます。
Speed Wi-Fi HOME 5G L11の対応周波数は?
Speed Wi-Fi HOME 5G L11は本来はKDDIが運営・提供しているWiMAX +5G専用ルーターなので、KDDI(au)の電波を使って通信を行います。
そしてWiMAX +5Gの仕様上、通信モードに「スタンダードモード」通信と「プラスエリアモード」通信があり、通信モードを切り替えることで通信で使用する電波を切り替えることができる仕組みになっています。
「スタンダードモード」「プラスエリアモード」それぞれの通信モードで使う電波の周波数帯は以下の通りです。
通信モード | 通信周波数帯 | |
---|---|---|
スタンダード モード |
5G通信 | n77 |
4G通信 | Band1 Band3 Band41 Band42 |
|
プラスエリア モード |
5G通信 | n77 |
4G通信 | Band1 Band3 Band18 Band41 Band42 |
上記より「スタンダードモードであればバンド3で通信」「プラスエリアモードならバンド3/バンド18で通信」ということがわかります。
Speed Wi-Fi HOME 5G L11の通信モードを「スタンダードモード」に設定することで、簡単にバンド3固定(バンド18の排除)ができるのです。
どうやってバンド3固定する?
通信モードを「スタンダードモード」通信に設定するだけでバンド3固定(バンド18の排除)ができます。
まず、楽天モバイル回線を使って通信するためのAPN(接続先情報)を登録します。
上記のAPN新規設定画面から以下のAPN情報を登録します。
IPタイプ | 「IPv4 & IPv6」を選択 |
---|---|
プロファイル名 | 任意 ※「rakutenbb」など |
APN(接続先情報) | rakuten.jp |
認証方式 | 「CHAP/PAP」選択 |
ユーザー名 | なし ※入力しない |
パスワード | なし ※入力しない |
以上で楽天モバイルへ接続できるようになります。
次に通信モードを「スタンダードモード」に切り替えます。
上記の「通信モード」設定画面から「スタンダードモード」を設定します。
※「スタンダードモード」と「プラスエリアモード」が選べる
通信モード設定 | 「スタンダードモード」を選択 |
---|---|
プラスエリアモード制限 | 「有効」を選択 |
以上で通信で使うバンドをバンド3固定(バンド18の排除)することができます。
「バンド3固定」は簡単ですね。
楽天モバイル5G通信も使える
Speed Wi-Fi HOME 5G L11は楽天モバイル5G通信も利用することができます。
本来はKDDI(au)の5G対応ルーターなのですが、KDDI(au)の5G通信と楽天モバイルの5G通信は一部で周波数帯が重複して割り当てられています。
楽天モバイル | n77 | 3.8GHz/3.9GHz |
---|---|---|
KDDI(au) | n77 n78 |
4.0/4.1GHz 3.7/3.8GHz |
このため、Speed Wi-Fi HOME 5G L11は「楽天モバイル5G通信完全対応」ではありませんが一部周波数を使っての「楽天モバイル5G通信」の利用も可能なルーターになっています。
パートナー回線の利用も切り替え可能
楽天モバイルを固定回線利用しているうちに「自社回線(バンド3)が不安定?」という状態になるかもしれません。
この場合はパートナー回線の「高速通信月間5GBまで」が使えます。
Speed Wi-Fi HOME 5G L11では通信モードを「プラスエリアモード」に切り替えるだけで「自社回線とパートナー回線のどちらも使える」状態にすることができます。
上記の「通信モード」設定画面から「プラスエリアモード」を設定します。
※「スタンダードモード」と「プラスエリアモード」が選べる
通信モード設定 | 「プラスエリアモード」を選択 |
---|---|
プラスエリアモード制限 | 「無効」を選択 |
この通信モード切替だけで「プラスエリアモード」通信、つまり「バンド3/バンド18」を使った通信モードに切り替えることができます。
本来はWiMAX +5G用高性能ルーター
Speed Wi-Fi HOME 5G L11は本来UQコミュニケーション(KDDIグループ)が運営・提供する「WiMAX +5G」専用ルーターです。
SIMフリーなので他社SIMでの利用も可能であり、また簡単にバンド3(楽天モバイル自社回線)バンド18(auパートナー回線)の切り替えもできます。
そして本来がKDDIのネットワークに最適化されているため、マイネオ(mineo)やIIJmioなど格安SIMのau系回線で活躍できるホームルーターです。
楽天モバイルは「月額3,278円で使い放題」という魅力がありますが、一方でマイネオなどは「低速1.5Mbps使い放題で月額990円」なんてプランもあります。
Speed Wi-Fi HOME 5G L11があれば楽天モバイル回線・au回線において4G通信だけでなく5G通信も活用できます。
安くで購入できる
Speed Wi-Fi HOME 5G L11は本来はWiMAX +5G専用ルーターなので、WiMAX +5Gの通信サービス契約時に契約プロバイダーから端末同時購入するのが基本となります。
どのプロバイダーから購入しても大体同じような価格で、本体価格は2.2万円程度です。
しかし、契約時同時購入しなくても新品・中古品が市場に出回っておりルーター単品として購入することができます。
実際、アマゾンでは標準本体価格(2.2万円)よりも随分と安くで販売されています。
おすすめはメルカリで購入
おすすめの購入方法はメルカリで中古品を購入することです。
Speed Wi-Fi HOME 5G L11は大ヒットルーターなので市場の流通量が多いのが特徴です。
そしてメルカリなどの個人売買では1万円程度で出品されています。
Speed Wi-Fi HOME 5G L11の出品を探してみる | メルカリ
基本的に高性能ルーターであり、楽天モバイルの固定回線利用に多くのメリットがあるルーターがたったの1万円程度で変えてしまいます。
もし中古品に問題がなければメルカリで購入(1万円程度)、新品が良ければアマゾンで購入(1.5万円程度)となります。
楽天モバイルのキャンペーン利用
楽天モバイルでは楽天ポイントの高額還元キャンペーンが充実しています。
しかしちょっと充実しすぎてゴチャゴチャしてきている印象もあります。
申し込み形態別にお得なキャンペーンの利用方法・条件をまとめます。
「新規」「MNP」で一番お得な「紹介キャンペーン第三弾」
楽天モバイルを固定回線として使う場合にはあまり「いつも使っている電話番号」などは関係ないと思うので「新規(新しい電話番号)」での申し込みが多いかな?と思います。
この、新規(新しい電話番号)での申し込みの場合に一番お得なキャンペーンは「紹介キャンペーン第三弾」での申し込みです。
新規での申し込みで楽天ポイント6,000ポイントがもらえるキャンペーンです。
また、「MNP(乗り換え)」でのお申込みであれば楽天ポイント13,000ポイントに増額となります。
ただし、紹介キャンペーンは「回線契約のみ」という条件があり、スマホセットでの申し込みでは適用されません。
「紹介キャンペーン第三弾」キャンペーンの使い方
紹介キャンペーンは家族やお友達などですでに楽天モバイルをご利用の方から「紹介コード」を発行してもらい、この紹介コードのリンクから楽天モバイルを申し込むことで「紹介キャンペーン」が適用される仕組みです。
※すでに楽天モバイルをご利用の方が自分で自分に紹介コードを発行することはできません。
紹介キャンペーンの特典として、MNP(乗り換え)での申し込みなら13,000ポイント、新規での申し込みなら6,000ポイントが申込者(契約者)に付与されます。
さらに紹介コードを発行してくれた人へも7,000ポイントが付与されます。
もし家族で楽天モバイルをご利用の方がいれば、家族で非常にお得なキャンペーンとなっています。
当サイトの紹介コード
紹介コードがなくても「新規」「回線契約のみ」で楽天ポイント2,000ポイント、「MNP(乗り換え)」「回線契約のみ」で楽天ポイント6,000ポイントです。
これが紹介コードを利用することで「新規/回線契約のみ」で6,000ポイント、「MNP/回線契約のみ」で13,000ポイントと大幅に増額されます。
もし、紹介コードを発行してくれる家族・知人がいない場合には当サイトの紹介コードをお使いください。
※個人情報や申し込みの有無などは一切紹介コード発行者には知らされません。
紹介コードを使いたくないなら「新規2,000pt」「MNP6,000pt」
もし紹介コードが手に入らない・紹介コードを使いたくない、という場合には「新規」で2,000ポイント、「MNP」で6,000ポイントがもらえます。
「新規」の場合には「初めてお申し込みで2,000ポイント還元!」が適用されて2,000ポイントが還元されます。
初めてお申し込みで2,000ポイント還元! | 楽天モバイル
「MNP(乗り換え)」の場合には「スマホそのまま乗り換えキャンペーン」が適用されて6,000ポイントが還元されます。
スマホセットなら「トク得乗り換えキャンペーン」
回線のみの契約ではなくスマホも欲しい!という場合には「トク得乗り換えキャンペーン」で最大12,000ポイントが還元されます。
※「MNP(乗り換え)」で最大12,000ポイント、「新規」で最大8,000ポイント
※最大ポイントは同時購入する機種により異なります
楽天モバイルが発売しているAndroidスマホやiPhoneが対象となります。
それぞれのスマホは多少の値引きがあり、加えて最大12,000ポイントが還元される、という仕組みになっています。
「トク得乗り換えキャンペーン」は「乗り換え(MNP)」での申込者には最大12,000ポイント、「新規」での申込者には最大8,000ポイントの還元となります。
トク得乗り換えキャンペーン(Androidスマホ) | 楽天モバイル
キャンペーン利用の最大の注意点!
キャンペーンが適用されると楽天ポイントが還元されます。
現在は回線サービスの繁忙期ということもあり、多くの場合に「楽天ポイント13,000ポイント」と結構な大盤振る舞いです。
楽天ポイント13,000ポイントももらえれば、ホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」の購入費用に充てることもできます。
ただし、楽天モバイルのキャンペーンを利用する場合に注意してほしい点があります。
キャンペーン適用にはRakuten LINK利用が必須
ほとんどのキャンペーンではキャンペーン適用条件として「Rakuten LINKで10秒以上の通話」が条件となっています。
Rakuten LINKとは携帯電話番号(090/080/070)で無料通話ができるスマホアプリでAndroid用とiPhone用およびPC用(Windows版)があります。
そして、キャンペーン適用のためにはこのRakuten LINKアプリをインストールして「10秒以上の通話」を行う必要があります。
最終的にはホームルーターで運用する場合であっても、キャンペーンでのポイント還元を受けるためには最初にスマホで楽天モバイルを使える状態にする必要があります。
そして、楽天モバイルの回線はちょっとクセのある回線であり、ちょっと古いAndroidスマホでは楽天モバイルの回線利用ができないものもあります。
ご自分が使っているスマホが楽天モバイルで使えるかどうか、事前に確認しておくことをお勧めします。
楽天モバイルなら本人確認不要で簡単契約
回線サービスを契約する場合にちょっと面倒なのが「本人確認」です。
WiMAX +5Gなどデータ通信専用のサービスにおいては本人確認不要のサービスもありますが、楽天モバイル「最強プラン」はホームルーターとして自宅固定回線として使う場合であっても元々がスマホ用の通話もできる回線サービスなので「本人確認」が必要です。
現在は「eKYC」という電子(AI)認証技術が導入されているので、申込時にスマホで「免許証を持って顔を自撮りする」ような感じで簡単に本人確認が完了できる仕組みもあります。
しかし、楽天モバイルでは「ある条件においては本人確認不要」での申し込みも可能です。
基本的な本人確認は「配達時本人確認」
楽天モバイルでは回線サービスを契約するとSIMカードやスマホなどが自宅に宅急便(佐川急便)で配送されてきます。
「eSIMだからSIMカードは使わない」「回線のみ契約だからスマホは購入しない」という場合であっても、契約書類と手引書が配送されてきます。
そして、この佐川急便による配達時に(配達員による)本人確認が行われます。
この場合、配達時の受取人は契約者本人である必要があり(家族の受取不可)、また受取時に申込時に提出した本人確認書類の提示が必要です。
楽天モバイルをホームルーターで自宅回線として利用する場合には「(eSIMではなく)SIMカードによる申し込み」となるため、SIMカードの配達時に本人確認してもらうのが基本となります。
申込時に「eKYC」による本人確認
申込時にスマホで自撮りすることで本人確認が完了する「eKYC」を選ぶこともできます。
申込時に本人確認書類と自分の顔を同時にスマホで自撮りすることで、AIの顔認証により人物の顔と確認書類の写真の同一性を一度に確認してくれる仕組みです。
「eKYC」による本人確認は申込手順の流れの中で完了するため、「申し込み完了、即本人確認完了」となります。
「eKYC」のメリットは「申し込み時に本人確認完了」となることで、eSIMでの申し込みの場合には「申し込み後、即eSIMダウンロード可能(利用開始できる)」という点です。
ただし、楽天モバイルをホームルーターで利用する場合にはSIMカードが必要となるため、あまりeKYCによる即時認証は必要となりませんね。
すでに楽天モバイルをご契約なら本人確認不要
申込者がすでに楽天モバイルをご利用で、2回線目以降として新たに楽天モバイルを申し込む場合には本人確認が不要です。
※ただし、18歳未満の場合には必要
申込時に利用する楽天ID自体がすでに楽天モバイルとして本人確認済、ということでの「本人確認不要」の仕組みになっています。
楽天銀行・証券・生命をご契約なら本人確認不要
楽天モバイルを使っていない方、初めて楽天モバイルを申し込む方でも、楽天銀行・楽天証券・楽天生命のいずれかの契約がある場合には本人確認不要となります。
これも「2回線目以降は不要」と似たような仕組みで、楽天ID自体がすでに本人確認済ということで改めて本人確認は不要となる仕組みです。
「楽天証券・銀行・生命」は楽天モバイルとは別の会社ですが、楽天グループ内での本人確認情報を連携する、という仕組みになっています。
さらに乗り換え時には「MNP予約番号」が不要
楽天モバイルでは上記のようにちょっと面倒な本人確認が「簡単」「不要」になる仕組みがあり、他社よりも(ちょっと)簡単にそして気軽に申し込むことができます。
さらに、楽天モバイルは「MNPワンストップ」に対応した通信キャリアであるため、乗り換え(MNP)での申し込み時に必要となる「MNP予約番号」も不要でいつでも気が向いたときにすぐ乗り換えることができます。
「MNPワンストップ」って何?
通常、お使いの電話番号をそのまま他社へ乗り換える(MNP)場合には、乗り換え元の事業者から「MNP予約番号」を発行してもらう必要があります。
この「MNP予約番号」による乗り換えの仕組みは発行が面倒だったり予約番号の有効期限が15日と決まっていたり、とちょっと面倒な仕組みです。
現在、総務省主導でこの「MNP予約番号」を使わないもっと簡単に乗り換えができる「MNPワンストップ」の仕組みが採用が進んでおり、楽天モバイルはすでにこの「MNPワンストップ」対応です。
つまり、乗り換え元から「MNP予約番号」を発行してもらわなくても、乗り換え先(楽天モバイル)へMNPでの申し込みが可能となり、乗り換え元へのMNP転出情報は楽天モバイルから連携される、という仕組みです。
「MNPワンストップ」対応の通信事業者
MNPワンストップによる「MNP予約番号不要の乗り換え」をするためには、乗り換え元と乗り換え先のどちらも「MNPワンストップ」対応の事業者である必要があります。
どちらかの事業者が「MNPワンストップ」に非対応の事業者である場合には、従来通り「MNP予約番号」が必要です。
現時点で「MNPワンストップ対応事業者」は以下の通信事業者となっています。
MNPワンストップ対応通信事業者 |
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上記の事業者間でMNPによる乗り換えを行う場合には別途「MNP予約番号」は不要です。
まとめ、楽天モバイルを自宅固定回線として使う
WiMAX +5G/NTTドコモ「home 5G」/Softbank Airなど、自宅固定回線としてホームルーターサービスが人気です。
光回線のように自宅での工事を行う必要がなく、最短で申し込んだ翌日にはWi-Fiが使えるようになるという気軽さと早さが人気のようです。
楽天モバイル「最強プラン」はホームルーター向けのサービスではありませんが、「月額3,278円で使い放題」という低価格・使い放題のサービスに加えて、サービス開始から4年を経てサービスエリアも随分と充実してきたことで、「楽天モバイルをホームルーターで使う」という使い方が流行っているようです。
どれだけ使っても月額3,278円
楽天モバイル「最強プラン」はどれだけ通信しても月額最大3,278円で使い放題です。
この「使い放題で月額3,278円」はホームルーターとして使う場合はWiMAX +5G/home5G/Softbank Airよりも断然安く、そして通信速度も速くなることが期待できます。
パートナー回線も使い放題
楽天モバイル「最強プラン」では従来の楽天モバイル自社回線(Band3)だけでなく、パートナー回線(KDDI回線)も使い放題となりました。
パートナー回線はKDDIのプラチナバンド(Bnad18)であり、KDDI(au)はプラチナバンドを使って全国のサービスエリアを整備しています。
つまり、もし楽天モバイル自社回線がつながらない・不安定という場所であっても、KDDIのプラチナバンドが安定して使い放題になる、というサービスになっています。
鉄板のホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」
楽天モバイルを自宅固定回線として使う場合のホームルーターは「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」がおすすめです。
本来はKDDIのWiMAX +5G専用ルーターなのですが、「Amazonなどで格安購入できる」「楽天自社回線に加えてKDDIプラチナバンドも使える」「自社回線とパートナー回線の切り替えができる」という点で楽天モバイルでの利用におすすめです。
そして、そもそものホームルーターの機能・安定性においても評価が高いルーターであり、楽天モバイル固定回線利用においてはぜひ検討すべきホームルーターです。
キャンペーン充実でホームルーター代金も捻出!?
楽天モバイルは楽天ポイントバラマキのキャンペーンが充実しています。
そして現在は回線サービスの繁忙期ということもあり、多くの場合において「最大13,000ポイント」ものポイント還元をしてくれます。
キャンペーンでもらった楽天ポイントをホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」の購入代金に充てるのも良いでしょう。
※なお、キャンペーン適用には多くの場合「Rakuten LINKで10秒以上の通話」が条件となっているため、別途楽天モバイルが使えるスマホを用意しておきましょう。
気が向いたときにすぐに乗り換えできる仕組み
そして、楽天モバイルなら「MNPワンストップ」や「本人確認不要(条件付き)」という契約しやすい仕組みが導入されています。
MNPの場合でもあらかじめ「MNP予約番号」を取得する必要もなく、またすでに楽天モバイルや楽天グループのサービスをご利用の場合にはちょっと面倒な本人確認も不要です。
思い立ったらいつでも気軽に申し込めるのは楽天モバイルの特徴です。