WiMAX +5Gが「5G SA(スタンドアローン)」サービス対応、何が変わる?速くなる?

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GMOとくとくBB WiMAX +5G「ギガ放題プラス」 WiMAX +5G
本記事はPRによる消費税込みの価格表示です

KDDI(au)が2023年6月1日よりWiMAX +5Gの新料金プラン「ギガ放題プラスS」を発表しました。

UQ WiMAX、モバイルルーター「Speed Wi-Fi 5G X12」とホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」を6月1日に発売 ~「5G SA」サービスを提供開始~ | UQ WiMAX

話題の5G新サービス「5G SA(スタンドアローン)」通信に対応した通信サービスを利用可能なプランとなっています。

WiMAX +5Gは多くの通信事業者(プロバイダー)からサービス提供されていますが、いち早く大手プロバイダー「GMOとくとくBB」も「5G SA」の提供を開始しました。

この記事ではWiMAX +5Gの新料金プラン「ギガ放題プラスSプラン」と「真の5G」と言われる「5G SA(スタンドアローン)」サービスについて詳しく説明していきます。

5Gスタンドアローン対応
さらに速くなったWiMAX +5G(SA)

「5G SA(スタンドアローン)」って何?何が変わる?

4G(LTE)や5Gの電波はWiMAXだけでなくスマホやIoT機器などさまざまなデバイスが利用しています。

ここでは一般的な「5G SA(スタンドアローン)」サービスの仕組みについて説明していきます。

5G通信の最終形は「5G SA(スタンドアローン)」

自宅が5Gエリアに入って「通信速度が速くなった!」と喜んでいる方、5G通信はもっともっと進化していきますよ。

現在主流の5G通信は「5G NSA(ノン・スタンドアローン)」という通信サービスであり、「真の5G通信」は「5G SA(スタンドアローン)」という通信サービスです。

同じ5Gエリアと言っても「5G NSAエリア」なのか「5G SAエリア」なのかで大きな違いがあります。

「5G SA(スタンドアローン)」と「5G NSA(ノン・スタンドアローン)」の違い

4Gでも5Gでも電波を使った通信回線にはさまざまな種類のデバイスが接続され、インターネットへ繋がっています。

従来方式「5G NSA(ノン・スタンドアローン)」はすべて同じネットワーク

5Gの電波には様々なデバイスが接続されますが、すべて同じ電波・ネットワークの構成です。

この「すべてのデバイスが同じ仕組みの電波・ネットワーク」につながる形式を「5G NSA(ノン・スタンドアローン)」と言います。

現在、日本国内では5G電波のエリアは広がってきていますが、そのほとんどがまだ「5G NsA」のエリアです。

真の5G「5G SA(スタンドアローン)」はデバイスの特性によって違うネットワーク

一方で、「真の5G通信」と言われている「5G SA(スタンドアローン)」はデバイスごとの特性にピッタリのネットワークに接続する、という仕組みです。

多くの人が利用しているスマホ、通話だけができればいいガラケー、大容量・高速なダウンロード通信が必要なホームルーター、通信量は小さいけど応答時間が短かくないといけないIoTデバイス(ドローンや自動車自動運転)・・・など現在さまざまなデバイスが同じ5Gネットワークにつながっています。

しかし、ネットワークの特性(必要な要件)はデバイスにより異なります。

たとえば以下のような感じでデバイスによって必要なネットワーク要件が異なってきます。

デバイス 必要なネットワーク要件
スマホ 高速なダウンロードで大容量通信ができる
ガラケー 音声通話中心なので帯域は小さくてもいい
ホームルーター 大容量のダウンロードが高速でできる
ゲーム機器 アップロード速度も速くてping(応答)も速い
IoT機器
※ドローン/自動運転
データ容量は小さくて良いけど応答が超速い

このように電波につながるデバイスの特性によって、電波およびキャリア内ネットワークをデバイス特性に最適にしてつながる仕組みが「5G SA(スタンドアローン)」サービスです。

わかりやすい絵をCTC(伊藤忠テクノソリューション)より借用すると、以下のような感じになります。

ネットワークスライシング

5Gの電波だけでなく、キャリアのネットワーク内もデバイスの特性ごとにネットワーク構成されることで、5G電波に接続されているデバイスにピッタリの通信を割り当てられるようになっています。

このようにデバイスごとにネットワークを分ける仕組みを「ネットワークスライシング」と言います。

「5G SA(スタンドアローン)」対応機器が必要

「5G SA」の通信を利用するためには「5G SA対応機器」が必要です。

日本国内ではまだまだ「5G SA」エリアが広がっていないこともあり、まだ「5G SA」対応スマホなども普及しておらずiPhone14以降でやっと「5G SA」に対応しています。

そんな中でWiMAX +5Gはいち早く「5G SA」対応のホームルーター・モバイルルーターを発売しました。

それが2023年6月発売の「Speed Wi-Fi 5G X12(モバイルルーター)」と「Speed Wi-Fi HOME 5G L13(ホームルーター)」です。

これら「5G SA」対応ルーターは「5G SA」エリアにおいてモバイルルーター・ホームルーター専用のネットワークスライシングによる高品質通信が期待できます。

「5G SA(スタンドアローン)」エリアでの利用

「5G SA」による通信は「5G SAエリア」において「5G SA機器」を使用することで利用可能な通信サービスです。

「5G SA」対応ルーターは従来の「5G NSA」にも対応しているため、「5G NSA」エリアにおいては従来の通信方式により利用可能です。

なお、NTTドコモ・ソフトバンクでは自社の「5G SAエリア」情報を開示していますが、現時点ではエリアというよりスポットという状況です。

「5G SA」提供施設・スポット一覧(PDF) | NTTドコモ

ソフトバンク5G SAエリア(PDF) | ソフトバンク

WiMAX +5Gを提供するKDDI(au)では自社の「5G SAエリア」情報を開示していません(どこがエリア・スポットか不明)。


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WiMAX +5G「5G SA(スタンドアローン)」って何?何が変わる?

真の5Gと言われる「5G SA(スタンドアローン)」にいち早くWiMAX +5Gが対応しました。

これにより、WiMAX +5Gのサービスはどのように変わっていくのでしょうか?

ネットワークスライシングでより「大容量・高速」へ

「5G SA(スタンドアローン)」による通信方式はネットワークスライシングによりデバイスの特性にあったネットワークが割り当てられます。

WiMAX +5Gサービスは「大容量・高速」を要件とするスライスに割り当てられます。

これにより、限りあるキャリア(KDDI)のネットワークを効率的にスライシングしたうえで今までよりより「大容量・高速」な通信へ移行していくことが期待されます。

「5G SA」エリアの展開はまだまだこれから

KDDI(au)では肝心の「5G SA」エリアを公開していません。

しかし、NTTドコモ・ソフトバンクがどちらもまだまだエリアと呼べるほどではなくスポット程度であることから、KDDI(au)も同様だと推測されます。

つまり、現時点で「5G SA」対応のWiMAX +5Gルーターを購入しても、ただちに通信環境が改善されることは期待できません。

しかし、中期的に見ると「5G NSA」から「5G SA」へと移行していくことは確実なことなのです。

機器代金と月額料金プランが少し高くなる

今までのWiMAX +5G(5G NSA(ノンスタンドアローン))のサービスに対して「5G SA(スタンドアローン)」サービスを利用するためには専用ルーターと専用プランでのセット利用が必要となります。

もちろん「5G SA(スタンドアローン)」は「5G NSA(ノンスタンドアローン)」の上位互換なので「5G SA対応の機器・プランなら5G NSAサービスも利用できる」「5G NSA(ノンスタンドアローン)対応の機器・プランなら5G SAサービスは利用できない」という仕組みになっています。

スマホでもWiMAXでも「5G SA(スタンドアローン)」サービスを利用するためには専用の端末とプランが必要となるわけです。

「5G SA対応ルーター」が必要になる

WiMAXは2023年6月1日より新しいホームルーター/モバイルルーターの販売を開始しました。

WiMAX +5G新端末(5G SA対応)

  • Speed Wi-Fi HOME 5G L12(ホームルーター)
  • Speed Wi-Fi 5G X12(モバイルルーター)

新端末の特徴は「5G SA(スタンドアローン)対応」です。

新端末(5G SA対応端末)での契約は「5G SA対応プラン」での契約が必須となります。

料金プランが少し高くなる

WiMAX +5Gで「5G SA(スタンドアローン)」を利用するためには専用のプランへ加入する必要があり、従来のWiMAX +5Gプラン(5G NSA)より少し高い料金設定となっています。

WiMAX +5Gの本家「UQ WiMAX」では従来の「5G NSA」に対して「5G SA」の料金プランは以下のようになっています。

費用・契約項目 ギガ放題Sプラン
※5G SA対応プラン
ギガ放題プラン
※従来(5G NSA)プラン
初期費用 事務手数料 3,300円
端末代金 27,720円 21,780円
端末送料 無料
月額料金 0か月目
※利用開始月
最大4,268円/月
※日割り計算
1~13か月目 4,268円/月
14~24か月目 4,950円/月 4,268円/月
25か月目 4,950円/月
オプション プラスエリア
利用オプション
1,100円/月
※使った月だけ
契約形態 契約期間 契約縛りなし
契約解除料 契約解除料(違約金)なし

また、いち早く「5G SA」対応プランを提供開始したGMOとくとくBBでも「5G NSA」に対して「5G SA」の料金プランは以下のようになっています。

費用項目 金額
ギガ放題Sプラン
※5G SA対応プラン
ギガ放題プラス
※従来(5G NSA)プラン
初期費用 機種代金 27,720円
※36回分割払い(770円/月×36回)
21,780円
※36回分割払い(605円/月×36回)
機種送料 無料
事務手数料 3,300円
月額費用 0か月目(利用開始月) 990円/月
※日割り計算なし
最大1,474円/月(日割り計算)
1~2か月目 3,784円/月 1,474円/月
3~12か月目 3,784円/月
13~35か月目 4,334円/月 3,784円/月
36か月目以降 5,104円/月 4,444円/月


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5G SA対応のWiMAX +5Gルーター

「5G SA(スタンドアローン)」のサービスを利用するには5G SA対応のWiMAX +5Gルーターが必要です。

同様に「5G NSA(ノンスタンドアローン)」のサービスを利用するには「5G NSA対応」のWiMAX +5Gルーターが必要です。

ホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」

Speed Wi-Fi HOME 5G L13

「5G SA(スタンドアロン)」に対応したWiMAX +5Gの最新型ホームルーターがSpeed Wi-Fi HOME 5G L13です。

主なスペックは以下の通りです。

製品名 Speed Wi-Fi HOME 5G L13
メーカー ZTE Corporation
発売日 2023/6/1
本体サイズ W100×H207×D100
本体重量 約635g
電源 AC100-240V 50/60Hz
最大消費電力 18W
SIMカード au Nano IC Card 05 U
SIMロック SIMロックなし(SIMフリー)
通信規格 5G(sub6/NR化)
4G LTE
WiMAX 2+
対応周波数 5G:n28/n3/n41/n77/n78
4G(LTE):B1/B3/B18/B41
最大通信速度
受信最大/送信最大(Mbps)
4.2Gbps/286Mbps
Wi-Fi規格 2.4GHz:IEEE802.11b/g/n/ax
5GHz:IEEE802.11a/n/ac/ax
インターフェース 2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX x 1ポート
1000BASE-T/100BASE-TX x 1ポート
最大接続可能数 Wi-Fi:32台
有線LAN:2台
かんたん接続 WPS, QRコード, NFC
同梱品 ACアダプタ
はじめてガイド
ご利用にあたっての注意事項(保証書)
Ethernet ケーブル(試供品)
本体カラー ホワイト

Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | UQ WiMAX

据え置き型で自宅の固定回線として使うタイプのホームルーターです、モバイルルーターと違い持ち運んで外で使うことはできません(AC電源で動きます)。

インターネットとは「5G SA(スタンドアロン)」方式での接続となるため、光回線並みの高速性・低遅延での通信が期待できます。

また、スマホやPCなど自宅内での接続はWi-Fiや有線LANによる接続となり、特に有線LAN接続では高速2.5Gbpsでの有線接続に対応しています。

モバイルルーター「Speed Wi-Fi 5G X12」

Speed Wi-Fi 5G X12

「5G SA(スタンドアロン)」に対応したWiMAX +5Gの最新型モバイルルーターがSpeed Wi-Fi 5G X12です。

主なスペックは以下の通りです。

製品名 Speed Wi-Fi 5G X12
メーカー NECプラットフォームズ
発売日 2023/6/1
本体サイズ 約W136 × H68 × D14.8mm
本体重量 約174g
電源 AC100-240V 50/60Hz
最大消費電力 18W
SIMカード au Nano IC Card 05 U
SIMロック SIMロックなし(SIMフリー)
通信規格 5G(sub6/NR化)
4G LTE
WiMAX 2+
対応周波数 5G:n28/n3/n41/n77/n78
4G(LTE):B1/B3/B18/B41
最大通信速度
受信最大/送信最大(Mbps)
3.9Gbps/183Mbps
Bluetooth規格 Ver.5.1
Wi-Fi規格 2.4GHz:IEEE802.11b/g/n/ax
5GHz:IEEE802.11a/n/ac/ax
インターフェース USB3.0
最大接続可能数 Wi-Fi:16台
USB:1台
かんたん接続 WPS, QRコード
同梱品 つなぎかたガイド
ご利用にあたっての注意事項(保証書)
本体カラー アイスホワイト/シャドーブラック

Speed Wi-Fi 5G X12 | UQ WiMAX

バッテリーにより駆動するモバイルルーターなので自宅でも外出先でもどこでもWiMAX +5GによるWi-Fiを利用することができるルーターです。

別売りのクレードルと組み合わせることで、自宅でUSB充電しながらWi-Fi親機として使ったり、クレードルの有線LANポートを利用してPCなどのデバイスから高速2.5Gbps通信を利用することもできます。


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「5G SA」と「5G NSA」どちらを選ぶべき?

ホームルーターサービスでいち早くWiMAX +5Gが「5G SA(スタンドアローン)」サービスを開始しました。

サービスの流れとしては確実に「5G NSA」から「5G SA」へと移行していき、やがて全国が「5G SA」エリアとなります。

しかし、現時点ではKDDI(au)だけでなくNTTドコモもソフトバンクも「5G SA」エリアはエリアというよりスポットというべき状態であり、「5G SA」エリアの拡大までにはまだまだ時間がかかりそうです。

「5G SA」サービスの利用料金

NTTドコモ・ソフトバンク・auは「5G SA」利用料として月額550円を設定しています。

つまり「5G SA」対応スマホを使い「5G SA」通信を利用する場合にはオプション料金として月額550円が必要、ということです。

一方で現実問題として「5G SA」エリアはほぼ存在しないことから「当面の間は無料、無料期間の終了日は未定」という対応をしています。

そして、WiMAX +5Gにおいては「5G SA」対応プランは従来プランよりも実質値上げ(割引の縮小)となっており、また「5G SA」対応ルーターも6,000円ほどの値上げとなっています。

このことから、特に地方にお住まいの方にとっては「5G SAはまだまだ先の話」ともいうことができ、この点から「できれば旧プランで安く契約したい」と思われるでしょう。

WiMAX +5Gでは「旧端末の終売により新プランへ切り替え」

WiMAX +5Gでは現在旧プラン(5G NSA対応プラン)と新プラン(5G SA対応プラン)が混在しています。

先述のように新プランは旧プランより月額550円ほど高くなり、また対応ルーターの販売価格も「5G SA対応ルーター」は6,000円ほど高くなります。

しかし、旧プラン対応機種が販売終了することで近い将来は「5G SAプランのみ契約可能」となります。

これらの点から特に地方にお住まいで「できるだけ安く契約したい」という方はお早めに「5G NSAプラン」に対応したルーターでの契約をおすすめします。

旧プラン(5G NSA対応プラン)での契約ができるプロバイダー

旧プラン対応ルーターの終売(在庫切れ)により、「新プラン(5G SA)のみ契約可能」というプロバイダーが増えてきています。

「5G SAはまだ先の話」「できるだけ安くWiMAX +5Gを使いたい」という方は旧プラン対応ルーターの在庫があるうちに契約することをおすすめします。

カシモWiMAX

カシモWiMAXでは「在庫限り!」のキャンペーンを実施中で「旧プラン対応端末の在庫がある分だけ旧プランで契約可能」としています。

AsahiネットWiMAX

AsahiネットWiMAXは通常プランと固定アドレスプランを提供しています。

通常プランとは他社プロバイダーと同じ通信サービスでの提供でありプライベートIPアドレスによる通信サービスとなります。

「固定アドレスプラン」とはグローバルIPアドレスを固定アドレスで提供してくれるプランになります。

そして「通常プランは新プランでの契約」「固定アドレスプランは旧プランでの契約」となっています。

おそらく、旧プラン対応ルーターの終売によって「固定IPアドレスプラン」の提供も終了するものと思われます。


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5G SA(スタンドアローン)サービスのまとめ

KDDI(au)はスマホの世界で2023年4月から「5G SA(スタンドアロン)」サービスを開始しました。

そしてモバイル通信サービスWiMAXにおいても2023年6月より「5G SA(スタンドアロン)」対応プランである「ギガ放題S」の提供を開始、同時に5G SA対応ルーターを発売開始しました。

スマホだけでなく、今後はモバイル通信の分野においても「真の5G(5G SA)」へと移行していきます。

5G SA(スタンドアローン)のメリット

現在広く使われている5G通信はまだまだ4G通信の設備を使った5G通信であり、本当の5G通信である「5G SA(スタンドアロン)」への移行途中と言えます。

電波は5G通信規格の電波を使っているけど、通信設備そのものは4G通信時代の設備をそのまま使っているという状態です。

通信設備そのものが5G通信規格に対応(5G SA)することで、「5G通信に接続しているデバイスごとに最適な通信ができる」という点が5G SA通信のメリットです。

今までより高速な通信ができる

限りある通信設備のリソースを接続しているデバイスごとに最適化できることで、「5G SA」サービスを使ったWiMAX +5Gなら今までより高速通信が可能となります。

5G通信の電波や光回線の設備には限りがありますが、「5G SA」により「速度が必要でないデバイスとの通信はそれなりの通信速度」という制御が可能となることで、「速度が必要なデバイスとの通信」においてはより多くのリソースを割り当てることができるようになります。

この結果、光回線の代替となるWiMAX +5Gなどのホームルーターやモバイルルーターでは今までよりより速い通信ができるようになります。

今までより低遅延の通信ができる

現在の5G通信(5G NSA)は通信速度はそれなりに速いものの通信におけるサーバー応答が光回線に比べて遅い、という遅延の問題があります。

この点についても5G通信規格に沿った通信整備により「5G SA」対応することで、今までよりもサーバー応答の短い通信が可能となります。

サーバー応答が速くなることで、たとえば対戦型ゲームなどにおいても光回線と変わらない快適な通信環境がWiMAX +5Gでも可能となります。

5G SA(スタンドアローン)のデメリット

大手キャリアはすでに一部の地域で5G SA(スタンドアロン)サービスを開始しています。

気になる料金ですが、スマホの場合は現在のところ各社とも「5G SAサービスの利用料は期間限定(終了未定)で無料」としています。

つまり「5G SA対応エリアで5G SA対応端末をご利用であれば現在のプランで5G SAサービスを利用可能」という状態です。

WiMAX +5G(5G SA対応)プランは若干の値上げ

一方でWiMAX +5Gの「5G SA対応プラン」である「ギガ放題Sプラン」は実質的に値上げとなっています。

実質値上げですが、実態としては旧プラン(5G NSAサービス対応プラン)に対する割引額の縮小というのが実態なので、それほど大きな値上げではありません。

5G SA対応端末も若干高くなる

また、5G SA(スタンドアロン)サービスを利用する場合に必要となる「5G SA対応端末」ですが、従来の端末より若干高めの価格設定となっています。

WiMAX +5Gの対応ルーターは標準販売価格として旧端末(5G NSA対応)が21,780円と設定されていましたが、新端末(5G SA対応)では27,720円と6,000円ほど高い価格設定になっています。

5G SA(スタンドアローン)へ乗り換えるべき!?

「5G SA(スタンドアローン)」のサービスエリアはまだまだ広がっていません。

今はまだWiMAX +5G(5G SA)を契約しても5G SA(スタンドアローン)の超高速・低遅延の恩恵を受けることができる人は少ないでしょう。

現在はまだ「5G SA(スタンドアローン)」の恩恵を受けることができるのは首都圏や大阪、東名阪エリアにお住まいの一部の方であり、全国のほとんどの方にとっては「5G SA(スタンドアローン)」契約をしても「5G NSA(ノンスタンドアローン)」でのご利用となります。

この状況で、今WiMAX +5Gを契約して2年または3年使うと仮定した場合、その使用期間中に「5G SA(スタンドアローン)」のサービス利用ができる可能性が高い「首都圏・大阪・東名阪エリア」にお住まいの方は新サービス「5G SA(スタンドアローン)」契約すると良いでしょう。

一方で地方にお住まいの方は「5G SA(スタンドアローン)」エリアが広がるにはまだまだ時間がかかると思われ、この場合は料金が安く使える「5G NSA(ノンスタンドアローン)」での契約が良いでしょう。

端末の在庫終了により「5G NSA(ノンスタンドアローン)」プランは終了していく

しかし「5G NSA(ノンスタンドアローン)」契約は旧端末での契約が必要であり、新端末はすべて「5G SA(スタンドアローン)」対応であり新端末での「5G NSA(ノンスタンドアローン)」契約はできません

注意すべき端末と料金プランの関係

  • 新端末(5G SA対応)は新プランでの契約のみ可能
  • 旧端末(5G NSA対応)は旧プランでの契約のみ可能
  • 新プラン(5G SA契約)は旧サービス(5G NSA)も利用可能

そして現在(2023年7月現在)旧端末の在庫販売が終了したプロバイダーが多くなってきており、契約プランも新料金プラン(5G SA対応プラン)へ移行しつつあります。

もし当面「5G SA(スタンドアローン)」を使わない・使えない人でWiMAX +5Gを検討している方は、できるだけ早く旧端末での契約をお勧めします。

5G SA(スタンドアローン)対応の新端末

  • Speed Wi-Fi HOME 5G L13
  • Speed Wi-Fi 5G X12
5G NSA(ノンスタンドアローン)対応の旧端末

  • Speed Wi-Fi HOME 5G L12
  • Speed Wi-Fi HOME 5G L11
  • Speed Wi-Fi 5G X11
  • Galaxy 5G Mobile Wi-Fi

やがては真の5G「5G SA(スタンドアロン)」へ移行していく

現在5Gエリアは全国でもかなり広がってきました。

そしてやがて「真の5G」と言われている「5G SA(スタンドアロン)」サービスへと移行していきます。

そういう意味で、現在私たちが使っている「5G通信(実態は5G NSA)」は4G(LTE)から5Gへの移行における途中経過である、と言えます。

WiMAX +5Gはスマホよりも一足早く「5G SA(スタンドアロン)」へ移行しようとしているだけです。

この点について「まだまだ5G NSA(ノンスタンドアロン)でいいから安く使いたい!」という方は、できるだけ早く旧端末での契約をおすすめします。

旧端末で「5G NSA(ノンスタンドアロン)」契約ができるプロバイダー

少しでも安くWiMAX +5Gを使いたい!という方は従来の5G通信である「5G NSA(ノンスタンドアロン)」に対応した端末を販売しているプロバイダーを選ぶとよいでしょう。
※この場合、「5G SA(スタンドアロン)」対応エリアにお住まいであっても「5G SA通信」は利用できません。

「5G NSA(ノンスタンドアロン)」契約ができる旧端末を在庫として持っているプロバイダーは少なくなってきています。

また、在庫を持っていても多くのプロバイダーではホームルーターは在庫切れ(終売)、モバイルルーターでの契約となります。

一番安いWiMAX +5G「GMOとくとくBB」

おすすめは高額なキャッシュバックで一番安く使えるGMOとくとくBBです。

モバイルルーターでの「5G NSA契約」ができます。

ホームルーターでも契約できる!?「BIGLOBE WiMAX」

また、BIGLOBE WiMAXもおすすめです。

BIGLOBE WiMAXならホームルーターでの「5G NSA契約」も可能です。

端末代金が実質無料!「カシモWiMAX」

WiMAX +5Gでは端末の購入が必要ですが、使い続けることで毎月の端末代金割引が適用され「実質端末代金無料」となるのがカシモWiMAXです。

カシモWiMAXも「5G NSA契約」に関してはホームルーターは終売、モバイルルーターのみの契約となります。


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5Gスタンドアローン対応
さらに速くなったWiMAX +5G(SA)

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