WiMAX通信サービスを提供するプロバイダー各社では3年契約が主流となってきました。
幸いなことにプロバイダー各社のキャンペーンも3年契約での特典が充実してきており、実質的には今までの2年契約と同等かそれ以上安く使えるキャンペーンが多く出てきています。
一方で、2年契約と3年契約の場合に心配になってくるのが「ルーターが古くなる」「バッテリーが持たなくなる」ということ。
このような心配のためのサービス「無料機種変更サービス」を使って、最新型のホームルーター「WiMAX HOME 01」に機種変更してみました。
So-net WiMAXの「無料機種変更サービス」とは
WiMAX2+機種変更サービス
So-net WiMAXの特徴として「利用開始から22か月後(1年10か月後)に最新型機種へ無料機種変更」というサービスがあります。
3年契約の中間地点を過ぎたあたりで、最新型ルーターへ無料で機種変更できるサービスです。
このサービス、実態はWiMAX2+の運営元であるUQコミュニケーションズが提供している機種変更サービスであり、UQコミュニケーションズ運営のUQ-WiMAX以外にも、このサービスの提携プロバイダーが利用できるサービスというのが実態です。
So-net以外でも合計で7社プロバイダーがこの機種変更サービスを利用できます。
機種変更が無料でできる?
So-netではこのサービスを「利用開始から22か月後(1年10月)に最新型へ無料機種変更」とアピールしていますが、実態は「利用期間に応じた機種代金で機種変更ができる」「最安で22か月後には0円(無料)」というサービスです。
サービスのポイントは以下の通りです。
- サービス提携プロバイダーとの契約者のみが利用可能
- 契約期間または前回機種変更サービス利用時からの期間により代金が変わる(長期利用者優遇)
- そして22か月以上の方は機種変更代金が無料となる
サービス提携プロバイダーとの契約者が利用可能
「機種変更サービス」のサービス提供元はUQコミュニケーションズであり、WiMAX2+をご利用の方の中で以下のプロバイダーで契約している方が利用できるサービスです。
- UQ-WiMAX
- So-net
- BIGLOBE
- @nifty
- Asahi-net
- UQ-WiMAX
- BIC WiMAX2+ SERVICE
- ワイヤレスゲート Wi-Fi WiMAX2+
契約期間または前回サービス利用時からの期間で機種代金が決まる
さて、機種代金ですが、最大で20,000円、最安で0円(無料)で最新型ルーターへの機種変更ができます。
この値段は契約してWiMAX2+の利用開始からの期間、または前回の機種変更サービス利用時からの期間に応じてきまり、この期間が長い人ほど安く機種変更することができます。
現在(2018年12月)時点で機種変更可能な機種とその機種代金は以下の通りです。
機種 | 現在ご利用機器のご利用日数期間 | |||
---|---|---|---|---|
ご利用開始日~365日 (~12か月) |
366日~546日 (13~18か月) |
547日~638日 (19~21か月) |
639日~ (22か月~) |
|
Speed Wi-Fi NEXT WX05 | 20,000円 | 12,000円 | 6,000円 | 2,000円 |
Speed Wi-Fi NEXT W05 | 20,000円 | 12,000円 | 6,000円 | 0円 |
WiMAX HOME 01 | 20,000円 | 12,000円 | 6,000円 | 2,000円 |
Speed Wi-Fi HOME L01s | 20,000円 | 12,000円 | 6,000円 | 0円 |
機種変更の手順
So-net WiMAXを契約すると会員専用のサイト「So-netマイページ」にログインできるようになります。
WiMAX2+機種変更サービスに関する説明や機種変更手順はこのマイページから簡単に確認することができるようになっています。
外部サイトSo-net WiMAX2+機種変更サービス | So-net
この「So-net WiMAX2+機種変更サービス」のページにも記載されていますが、この機種変更サービスはUQコミュニケーションズが提供しているサービスです。
よって、機種変更の申込も、支払(有料機種変更の場合、クレジットカードのみ)も、そして新しい機種の発送元もすべてUQコミュニケーションズとなります。
機種変更サービスを申し込んでみた
機種変更の経緯
私はSo-net WiMAXを契約してから今月(2018年12月)で19月目になります。
この19か月間はずっと契約時に選んだ「Speed Wi-Fi NEXT W04」を使っていましたが、ちょうど最新型ルーター「WiMAX HOME 01」も発売されたことだし、新しい機種が欲しくなりました。
通常であれば、Amazonなどで1万円以内くらいで機種が買えるのですが、さすがに発売直後なのでまだ買えませんね(出品がない)。
ということで、So-net契約19か月目の私が「So-net WiMAX2+機種変更サービス」を利用して、最新機種「WiMAX HOME 01」を申し込むことにしました。
残念ながら、この19か月という期間は無料機種変更(0円)ではなく12,000円となります。
まぁ、最新機種なので仕方ないですね。
申込に必要なもの
機種変更サービスを申し込むときに必要なものをまとめます。
So-netとの契約に関する情報
まずSo-netとの契約に関する情報が必要で、機種変更サービス申込時に入力を求められます。
- 氏名(カナ)
⇒ So-net登録情報と同じであること、マイページで確認できます - 契約電話番号
⇒ ルーターで使っているSIMの電話番号、マイページで確認できます - ICCID
⇒ SIMの固有番号、これもマイページで確認できます - 生年月日
⇒ So-net登録情報と同じであること、マイページで確認できます
これら必要な情報は、So-netマイページの「機種変更に必要な情報」としてまとめられているので、すぐにわかります。
支払情報・配送先情報
有料での機種変更の場合、支払はクレジットカードまたは代金引換(佐川急便)となります。
クレジットカードの場合は機種代金のみで送料も不要ですが、代金引換の場合には機種代金および代引き手数料が必要です。
機種変更を申し込んでみた
機種変更サービスから申し込みを終えると、申し込み完了メールが送られてきます。
また、申込翌日には発送されるようで、翌日に発送完了のメールが送られてきます。
宅配業者は佐川急便で、メールに追跡用の問合せ番号が記載されているので、配達時不在の再配達依頼や配達日時の変更なども佐川急便のホームページで行えます。
届いたもの
発送から翌日には新しい機種が届きました。
私はSIMが変わらないので、使っていたルーターからSIMを抜いて差し替えるだけです。
SIMが変わる人は、新しい機種にSIMも同梱されているので、回線変更の手続きが必要になります。
回線切替が必要な場合
WiMAX2+のルーターにはSIMが2種類あります。
- au nano SIM(マイクロサイズSIM)
- au VoLTE対応SIM(ナノサイズSIM)
これら2つのSIMは大きさが違います、またルーターによってどちらのSIMを使うかが決まっています。比較的最近のルーターでは、「au VoLTE対応SIM(ナノサイズSIM)」が使われています。
現在利用しているルーターのSIMと、新しく機種変更したルーターのSIMが同じ場合には「回線切替」は必要なく、SIMを差し替えるだけで新しいルーターが使えるようになります。
現在利用しているルーターのSIMと、新しく機種変更したルーターのSIMが異なる場合には「回線切替」が必要となってきて、同梱されているSIMを新しい機種に挿した後に「回線切替ページ」より回線切替を行います。
「回線切替」を行った場合には、以前のSIMは使えなくなります。
機種変更サービスのまとめ
3年契約でも安心できるようになった
これまでのWiMAX2+サービスでは特別な場合を除き「機種変更」ができませんでした。
故障した場合はauショップなどへ持ち込み初期保証または有償での修理となり、またはプロバイダーの端末保証サービスに加入している場合には契約プロバイダーの保証サービスを適用してもらうだけでした。
また、これらのサービスを利用しない(利用できない)方はAmazonなどでルーターのみを購入していると思います。
UQコミュニケーションズの「WiMAX2+機種変更サービス」は、「故障」や「古くなった」「バッテリーが持たなくなった」などの場合において、利用期間に応じた価格で機種変更ができるようになったサービスです。
現在、WiMAX2+の契約は3年契約が主流となっていますが、3年間の契約でも正規ルートで機種変更できる、さらに「22か月目以降は無料」という点で、「WiMAX2+通信サービスを安心して3年間使うための仕組み」と言えます。
サービス利用の注意点
機種変更サービスは何度でも利用することができます。
機種料金は「現在ご利用の機種の利用期間に応じて」となっていて、最安で22か月目以降であれば無料機種変更となります。
この「現在ご利用の機種の利用期間」とは、最初の契約時の機種または機種変更サービス(本サービス)を利用して購入した機種の利用期間となります。
一度機種変更サービスを利用すると、そこで「現在の機種の利用期間」はリセットされる点にご注意ください。