新型コロナウィルスの蔓延でテレワークを導入する企業が増えています。
テレワークを導入るす会社の会社員に限らず、取引先がテレワークを導入した個人事業主においても、自宅で仕事として利用できるネット回線の環境整備が必要となっています。
この動向は、現在のコロナウィルス蔓延の状況が落ち着いてからも、今後の社会性として続いていくものと思われます。
しっかりと仕事でも利用できるネット回線の環境を考える必要がある、ということです。
そして、現状では「まずは一日でも早くネット回線環境を!」という方も多いでしょう。
この記事では、テレワークを前提として、「一日でも早くネット回線環境を!」という方向けに、ポケットWiFiのメリットとデメリットをまとめています。
テレワークなら光回線?ポケットWiFi?
データ通信量なら光回線を選ぶ
自宅でのネット回線について「光回線とポケットWiFi、どちらが快適に使えますか?」と聞かれると、迷わず「光回線です」となります。
電波を使ったポケットWiFiに対して、物理的な光ファイバーケーブルを引いてくる光回線は速度が速いだけでなく通信も安定しており、さらに基本的には上下(送信・受信)同じ速度が基本です。
よって、快適に使えるネット回線は光回線というのは当たり前の話しであり、仕事で安心して使えるネット環境を構築するためには最終的には光回線を導入すべきです。
光回線の工事期間に注意
ただし光回線を導入するには、当然ながら光ケーブルを自宅・自室へ引き込むための工事が必要、この工事は一般的に(平時で)申し込みから1~2か月ほどかかります。
現在、テレワークへの移行のために自宅のネット回線を導入する場合には、この工事期間が問題となるでしょう。つまり、そんなに待てない、という問題です。
すぐに使いたいならポケットWiFi
ポケットWiFiは電波を使ったネット回線なので、光回線のように自宅・自室へ光ケーブルを引き込む工事が不要です。
光回線だと申し込んで最速でも一か月程度は使えない(工事が完了しない)状態が続きますが、ポケットWiFiなら最速で申し込んだ次の日からネット環境が利用できます。
これはポケットWiFiの大きな利点です。
自宅の回線環境も確認しておく
光回線でも比較的早く(一週間程度)で使い始めることができる場合があります。
現在お住まいの自宅・自室にすでにフレッツ光回線などの光回線が引き込まれている場合には、光回線の工事が大幅に短縮される場合があります。
以下のような場合には、すでに自宅・自室に光回線が引き込まれており、工事不要でその設備を再利用することができる場合があります。
- 以前光回線を使っていたが現在は解約してしまった場合
- 以前の住民が光回線を利用していた場合など、設備がそのまま残っている場合
- 集合住宅などで、最初から設備が導入されている場合
これらの場合には、現在光回線サービスを利用していなくても、残っている設備がそのまま利用できる場合が多いです。
これにより、新しく工事する必要がなかったり、通常の工事よりも少ない(短い期間の)工事で光回線を利用できるかもしれません。
フレッツ光回線の設備
賃貸住宅や中古住宅などでは、以前の住居者が光回線を利用していたかもしれません。その場合には多くの場合、設備が残ったままとなっているでしょう。
また、最近の集合住宅では標準的に(最初から)フレッツ光回線を各部屋へ引き込んでいる物件も多くあります。
これらの場合には新たに工事する必要なく、光回線のサービス契約のみで利用できる場合が多いです。
自宅・自室に光回線の設備が残っているかどうかは、大家・不動産業者さんやフレッツ光の場合にはNTT東西へ聞けば教えてくれます。
ケーブルテレビの設備
また、光回線ではありませんが、多くの集合住宅ではケーブルテレビの設備を導入しています。
この場合にはケーブルテレビの設備を利用したケーブルインターネットが利用できます。
集合住宅にお住まいの方で、自室へケーブルテレビが導入されている場合にはケーブルテレビの設備を使ったネット回線も検討すると良いでしょう。
テレワークでWiMAXを選ぶべき人は?
工事不要ですぐに使える
ポケットWiFiの魅力は「工事不要ですぐに使える」「最速で申し込みの翌日から使える」という早さと手軽さにあります。
光回線のように、自宅・自室へ光ケーブルを引き込む工事が不要なので、申し込み後にポケットWiFiのルーターが届いたら電源入れるだけでネット環境が出来上がります。
一刻も早く使いたい!という方は、ポケットWiFiを選ぶのが良いでしょう。
そして、数あるポケットWiFiサービスの中でもっともオススメサービスはWiMAXです。
ポケットWiFiの「完全無制限!」に注意
2019年にはポケットWiFiの中で「完全無制限!完全使い放題!」を謳うサービスが出てきて、大きな人気サービスとなりました。
しかし、これらのクラウドSIM型のポケットWiFiサービスは今年に入り完全に「完全無制限!完全使い放題!」が崩壊してしまい、ネット上で大問題となっています。
このような状況の中で、WiMAXは「3日で10ギガを超えると1Mbpsへ速度制限」という制限ルールがありますが、そのルールの中でサービス開始当初からずっと安定した通信サービスを提供し続けています。
この実績により、2019年後半には「完全無制限!完全使い放題!」を謳う多くのクラウドSIM型ポケットWiFiに押されていましたが、現在では「ポケットWiFiならやはりWiMAX」と見直されています。
WiMAXなら光回線に負けない通信速度
WiMAXは数あるポケットWiFiの中でもっとも通信速度の速いサービスです。
その速度は「下り最大1.2ギガ」となり、光回線で多く採用されている「下り最大1ギガ」の速度を超えてしまっています。
WiMAXならテレワーク中は実質速度制限なし
WiMAXは「3日で10ギガを超えると1Mbpsへ速度制限」というルールがありますが、「1Mbpsへ速度制限」以外にもルールがあります。
まず、速度制限されてもそれは18時から26時(深夜2時)の時間帯のみであり、通常の業務時間帯となる9時から18時には速度制限がありません。
つまり、テレワーク用のネット回線と考える場合には、通常の業務時間帯であれば実質「無制限・使い放題」で使えるルールになっています。
WiMAXなら工事不要のホームルーターも選べる
多くのポケットWiFiがモバイル型のルーターのみ提供しているのに対し、WiMAXなら据え置き型のホームルーターも選べます。
据え置き型ホームルーターは自宅の電源が必要となるため、モバイルルーターのように外へ持ち出して使うことはできませんが、安定した電源が確保できることでモバイルルーターよりもしっかり電波を捕まえることで安定した高速通信を維持することができ、さらにデスクトップパソコンで必要となる有線ケーブル(LANケーブル)を使った接続もできます。
テレワークでおすすめのWiMAXの選び方
おすすめルーター「Speed Wi-Fi HOME L02」
WiMAXをテレワーク用のネット回線として契約する場合のおすすめルーターは据え置き型ホームルーターの「Speed Wi-Fi HOME L02」です。
家庭用電源を利用するため、モバイル型ルーターのように外で使うことはできませんが、安定した電源供給によるモバイル型ルーターよりもしっかりと電波をつかむことができ、より安定した高速通信ができます。
さらに、自宅のパソコンがデスクトップ型パソコンなどの場合でも、有線ケーブル(LANケーブル)による接続が可能、もちろんWiFiも最大40台も接続することができます。
現在、WiMAXには据え置き型ルーターとして「Speed Wi-Fi HOME L02」と「WiMAX HOME 02」という2種類のホームルーターがありますが、使い勝手の良さや通信速度・通信の安定性などから、「Speed Wi-Fi HOME L02」が一番売れているルーターです。
おすすめプロバイダーの選び方
WiMAXは多くのプロバイダーが自社ブランドでサービスを提供しています。
しかし、実際に回線サービスを運営しているのはau(KDDI)系列の「UQコミュニケーションズ」であり、数多くのプロバイダーはそのサービスの販売代理店となります。
どのプロバイダーを選んでも、通信エリアや通信速度に変わりはなく、プロバイダーによって提供価格が違ったりキャンペーンが違ったりするだけです。
つまり、WiMAXを選ぶ場合には一番安いWiMAXを選ぶのが良いでしょう。
そして、テレワーク用のネット回線として考える場合には、価格とは別に契約期間も重要になってきます。
WiMAXにはスマホや光回線などと同じように契約期間があり、プロバイダーによって異なります。最短で1年契約、最長で3年契約が一般的、さらに契約更新月以外で解約する場合の違約金も最安「違約金不要」から最大19,500円とさまざまです。
テレワーク用にWiMAXを利用する場合には、契約期間と違約金も合わせて検討する必要があります。
ずっと使うなら安さで選ぶ「GMOとくとくBB」
テレワークをきっかけに自宅にネット環境を整備しよう、という人には一番安くWiMAXが契約できる「GMOとくとくBB」がおすすめです。
WiMAXという通信サービスは多くのプロバイダーが自社ブランドでサービス提供していますが、実は運用しているのはau(KDDI)系列の「UQコミュニケーションズ」であり、どのプロバイダーを選んでも通信エリアや通信速度などに違いはありません。
つまり、WiMAXは一番安いプロバイダーを選ぶべきなのです。
そして、現在一番安くWiMAXを契約できるのが「GMOとくとくBBキャッシュバックキャンペーン」です。
GMOとくとくBBキャッシュバックキャンペーンでWiMAXを契約した場合のすべての費用は以下のようになります。
費用項目 | 金額 | ||
---|---|---|---|
ギガ放題プラン | 通常(7GB)プラン | ||
初期費用 | 機種代金 | 無料 | |
機種送料 | 無料 | ||
事務手数料 | 3,300円 | ||
月額費用 | 0か月目(利用開始月) | 最大3,969円(日割り計算) | |
1~2か月目 | 3,969円 | 3,969円 | |
3か月目以降 | 4,688円 | 3,969円 | |
3年総額 | 費用総額 | 174,633円 | 150,153円 |
キャッシュバック | 最高額30,000円 | ||
実質総額 | 144,633円 | 120,153円 | |
平均月額 | 3,909円 | 3,247円 |
魅力は何と言っても最高額30,000円という高額キャッシュバックです。
この高額なキャッシュバックによって、GMOとくとくBBキャッシュバックキャンペーンは数多くあるWiMAXプロバイダーの中で一番安くWiMAXが契約できるプロバイダーです。
その反面、契約形態は「3年契約自動更新」となり、契約更新月以外での解約には違約金として19,500円~9,500円が必要です。
このため、今回のテレワークをきっかけとして、ある程度長期(3年以上)使うつもりなら迷わず「最安のWiMAX」であるGMOとくとくBBがおすすめです。
- 端末代金無料!最高額30,000円キャッシュバック!
- 3年利用で実質月額3,909円、最安のWiMAX
- 最速で申し込み当日発送、翌日から使える
一時的な利用なら解約しやすい「BIGLOBE WiMAX」
今回のWiMAX導入が「テレワーク用の一次的なもの」という場合は、解約しやすいBIGLOBE WiMAXがおすすめです。
GMOとくとくBBが3年契約自動更新型契約であるのに対し、BIGLOBE WiMAXは1年契約自動更新ナシと契約期間が非常に短くなっています。さらに、契約更新月以外での解約においても、GMOとくとくBBが最大19,500円の違約金であるのに対し、BIGLOBE WiMAXなら違約金はたったの1,100円です。
テレワーク用の一時的な利用であれば、いつでも気軽に解約しやすいBIGLOBE WiMAXをおすすめします。
BIGLOBE WiMAXのすべての費用は以下のようになります。
費用項目 | ギガ放題(1年) ※端末セット契約 |
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---|---|---|---|
クレカ払い | 口座振替払い | ||
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 | |
ルーター代金 | 分割払い(総額21,120円) | 21,120円 ※代引き一括払い |
|
代引き手数料 | – | 440円 | |
月額料金 | 0か月目 (利用開始月) |
無料 | |
1か月目~ ずっと定額 |
月額料金:4,378円 ※ベーシックコース220円を含む 端末代金:880円 |
月額料金:4,378円 ※ベーシックコース220円を含む 口座振替手数料:220円 |
|
オプション | LTEオプション(月額1,105円) ※ハイスピードプラスエリア(HS+A)モードで通信した月のみ |
||
割引サービス | auスマートバリューmine(最大1,100円割引)適用可 ギガMAX月割(月額550円割引)適用可 |
||
キャッシュバック | 15,000円 ※サービス利用開始の翌月に銀行振り込み |
||
契約形態 | 最低利用期間1年(解約違約金1,100円) 2年目以降は違約金ナシ |
GMOとくとくBBと比べると「端末(ルーター)が有料(21,120円)」というのが大きな出費となりますが、利用開始の翌月にキャッシュバックで15,000円が振り込まれるので、実質的な端末代金は差し引き4,200円と安くなります。
そして、契約期間については「最低利用期間1年」であり2年目以降はいつでも違約金不要で解約できるメリットがあります。
さらに、1年以内の中途解約でも違約金はたったの1,100円です。
この点から、テレワーク用の一時的なネット環境としてWiMAXを選ぶ場合には、契約の縛りがゆるくて解約しやすいBIGLOBE WiMAXがおすすめです。
BIGLOBE WiMAXはここがおすすめです!
- 端末代金21,120円は翌月15,000円キャッシュバックで実質4,120円
- 最低利用期間1年、2年目以降の縛りナシ
- 1年以内の解約でも違約金はたったの1,100円
「初期契約解除制度」をしっかりと利用しよう!
最後になりますが、WiMAXに限らずネット回線サービスを契約する場合には「初期契約解除制度」という制度を知っておきましょう。
テレワーク用にWiMAXを契約したけど、実際に使ってみたら使い物にならないほど遅かった、などの場合に、契約から8日以内であればその契約を解除できるという法制度です。
仕事用に契約したネット回線が仕事につかえないくらい遅いなどの場合、「ま、いいか!」というわけにはいきません。
WiMAXを契約しルーターが届いたら、すぐに使ってみて使い勝手を判断しましょう。
「使い物にならない!」という場合には、ルーターを受け取ってから8日以内(消印有効)にルーターを返送することで、契約を解除することができます。
逆に言えば、テレワーク用のネット環境を急ぐ場合は「初期契約解除制度」があることで、安心して「置くだけ簡単」「工事不要」のWiMAXを申し込んでみる、ということをおすすめします。
まとめ、少しでも早くネット回線を契約したい
自宅の設備を確認しよう
自宅にネット回線・光回線を引く場合、一番問題になるのが工事期間です。平時でも1~2か月ほどかかります。
この期間はネットが使えないことになります。
しかし、賃貸住宅・中古住宅などでは前の居住者が使っていたネット回線の設備がそのまま残っている場合があります。また、集合住宅などでは標準設備として各部屋へ回線設備が導入済みのものもあります。
これら、設備がすでに導入されている場合には工事不要または簡単な工事でネットが使えるようになります。
まずは、自宅・自室の設備を確認してみましょう。
- 大家さん・不動産屋に問い合わせてみる
- NTT東西に電話して聞いてみる
- 集合住宅の場合、ケーブルテレビをつかってればケーブルインターネットも使える!
すぐに使いたいならWiMAX
電波を使ったポケットWiFiなら、最速で申し込みの翌日からネットが使えるようになります。
光回線のような工事が不要で、申し込み後に送られてくるルーターを設置するだけでネットが使える簡単さです。
一刻も早くネット回線が欲しい場合にはWiMAXを契約するとよいでしょう。
「初期契約解除制度」で安心して申し込める
光回線もWiMAXも「初期契約解除制度」の対象、ルーターの受け取りから8日以内にルーターを返却(消印有効)すれば違約金等なしで契約解除することができます。
一刻も早くネット回線が欲しくてWiMAXを契約したけれど、安定した電波が入らない、仕事で使えるほど安定した速度が出ない、などの場合には8日以内にルーターを返却すれば契約解除できる法制度です。
まずはWiMAXを申し込んでみて、ルーターが届いたらさっそく速度や使い勝手を検証し、もし仕事で使えるほどの環境でなけらばルーターを返却することも考えておけば、安心してWiMAXを申し込むことができます。