WiMAXのノーリミットモードが40Mbpsから13.3Mbpsへと速度低下していきます。すでに広いエリアで13.3Mbpsになっています。最近、WiMAXが遅いなぁ~・・・と思っているWiMAX契約者もいることでしょう。今日は、どのエリアがすでに13.3Mbpsになっているのかを確認する方法を記事にします。
まずは「なぜ13.3Mbpsへと遅くするのか?」
UQコミュニケーションズはなぜWiMAX(ノーリミット)を下り最大40Mbpsから13.3Mbpsへと遅くするのでしょうか?WiMAXからWiMAX2+へ移行させたいために「わざと遅くする」という話しも当初は聞かれましたが、そうではありません。WiMAX2+のエリアを110Mbpsから220Mbpsへと速くするために、仕方なくWiMAXを40Mbpsから13.3Mbpsへと遅くする必要があるのです。WiMAX(ノーリミット)が使っている電波を少しWiMAX2+へ割り当て、その分の電波をWiMAXで使えないようにしなければならないので、結果としてWiMAX(ノーリミット)が13.3Mbpsへと遅くなるわけです。
では、すべての220Mbps対応エリアではWiMAX(ノーリミット)は13.3Mbpsになっているか、というとそうではありません。
WiMAX2+で下り220Mbpsにする技術は2つある
WiMAX2+の下り速度を110Mbpsから220Mbpsへ速くするために、UQは2つの技術を導入しています。ひとつは「CA(キャリアアグリケーション)による高速化」であり、もうひとつは「4×4 MIMOによる高速化」です。ですから、エリア情報を見て下り220Mbps対応エリアであっても、エリアによって「CAによる220Mbpsエリア」と「4×4 MIMOによる220Mbpsエリア」の2つがあります。このあたり、以前記事にしているので読んでみてください。
>>過去記事:WiMAX2+の最大220MBサービスには注意と確認が必要!エリアを確認してからルーターを選びましょう
そして、話しは戻って、WiMAX2+の下り速度を220Mbpsへ高速化するためにWiMAX(ノーリミット)の電波を使うのは(つまりWiMAXが13.3Mbpsになる)「CAによる高速化」なんです。つまり、「CAによる下り220Mbpsエリア」と「WiMAX(ノーリミット)の下り13.3Mbpsエリア」はセットになるんです。もうひとつの高速化技術「4×4 MIMOによる下り220Mbpsエリア」におけるWiMAX(ノーリミット)はまだ下り40Mbpsということになります。
WiMAX(ノーリミット)の速度エリアの確認方法
UQでは「CAによる下り220Mbpsエリア」を公開していますから、このエリアは「CAによる下り220Mbps(WiMAX2+)」であると同時に「下り13.3Mbps(WiMAXノーリミット)」ということになります。この「CAによる下り220Mbpsエリア」は以下の資料を見てください。
>>外部資料:CAによる下り220Mbpsps対応エリア(PDF)
このエリア表に記載されている地域はWiMAX(ノーリミット)がすでに13.3Mbpsになっている、ということになります。
さて、このエリア表を見て思うことがあります。私は九州の福岡市内に住んでいるのですが、エリアはすでにWiMAX2+の220Mbpsエリアになっています。ですが、「CAによる下り220Mbpsエリア」表には入ってないため、福岡市内は「4×4 MIMOによる下り220Mbpsエリア」となります。そして、「CAによる220Mbpsエリア(=WiMAX下り13.3Mbpsエリア)」は福岡では周辺部が該当しますが、福岡市内は当分このエリアには入らないと想像されます。つまり、当分はWiMAXが13.3Mbpsになることはないだろう・・・ということです。
また、東京に「CAによる下り220Mbpsエリア(=WiMAX下り13.3Mbpsエリア)」はありませんし、大阪などもごく一部のエリアのみですね。こうみると、現時点では下り220Mbpsエリアは「4×4 MIMO」の技術により実現しているエリアがほとんどであり、そのエリアはまだWiMAXも下り40Mbpsだということです。
もうしばらくはWiMAXも下り40Mbpsで使えるエリアは広い、と思っています(わかりませんけどね・・・)。
3日3GB制限をWiMAX(ノーリミット)で凌ごうとしている人は注意!
WiMAX2+の3日3GB制限が始まっています。携帯電話では昨年末のドコモを皮切りに3日1GB制限が撤廃または緩和さる方向になっているので、UQがWiMAX2+の3日3GB制限をずっと続けるのかわかりません。意外としばらく様子見して次第に緩和していくかもしれません(希望的観測)。ですが、現状として3日3GB制限をWiMAX(ノーリミットモード)で凌いでいる人、または凌ごうと思っている人もいると思います。WiMAX2+の3日3GB制限は状況によって1Mbps程度の速度は出るため、3日3GB制限中でもそれなりに使えてしまいます。なので、3日3GB制限中でも遅いながらも使い続けて、いつまでも「3日3GB」の状態から抜け出せない場合もあります。3日3GB制限中の通信量も3日3GBの判断対象となるからです。結局、現在最も現実的なのは、「3日3GB制限にかかったらWiMAX(ノーリミットモード)に切り替えて凌ぐ」という方法ではないでしょうか。ノーリミットモードでの通信は3日3GB制限の判断対象とはならないからです。
WiMAX2+でノーリミットモードへ切り替えられるルーターを使っている方は、2018年のWiMAX停波まではまだまだWiMAXを活用してください。
WiMAX最新エリア情報(2016/12/2追記)
新しいサービス「下り最大440Mbps」が始まり、本日より最新型の対応ルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX03」が出荷開始されました。
下り最大440Mbpsの対応エリア情報を含む、最新エリア情報はこちらをご覧ください。
お得情報
WiMAX(ノーリミットモード)が使えるルーター
WiMAX2+を新規契約する人が、WiMAX(ノーリミットモード)を使う場合のルーター選びの注意点です。
- W01はWiMAXの電波を拾いません。WiMAX(ノーリミットモード)は使えません。
- WX01はWiMAXの電波を拾いますが、ハイスピードモード(自動切り替え)のみとなります。3日3GB制限中に手動で「ノーリミットモード」へ切り替えることはできません。3日3GB制限中であってもWiMAX2+の電波を拾える限りWiMAX2+で繋がります。
- NAD11/HWD15/Uroad-Home2+は手動で「ノーリミットモード」へ切り替えることができます。ただしWiMAX2+エリアでは下り最大110Mbpsとなります。
つまり3日3GB制限をWiMAX(ノーリミットモード)で凌ごうと思っている人は”NAD11/HWD15/Uroad-Home2+”のどれかを選ぶ、ということになりますね。そしてこれらは旧型になるので、在庫がなくなれば選ぶことができなくなるかもしれません。もしこれらのルーターでWiMAX2+を契約しようと思う人は、早めに契約したほうがいいかもしれませんね。
>>お得情報:NAD11で新規契約できるプロバイダはこちら
>>お得情報:HWD15で新規契約できるプロバイダはこちら
>>お得情報:Uroad-Home2+で新規契約できるプロバイダはこちら
格安SIM”mineo”をWiMAX2+ルーターで使う!LTEが使えて快適!キャンペーンで超お得!
au系の格安SIM”mineo(マイネオ)”はWiMAX2+ルーターで使うことができます。そして10月末まで超お得なキャンペーンを実施しています。3日3GB制限や13.3Mbps減速でお悩みの方は検討してみてはいかがでしょうか?
>>参考記事:WiMAXルーターでも使える格安SIMのmineoの太っ腹キャンペーンが今月いっぱい!
WiMAX2+の白ロムを見てみる
据置型のUroad-Home2+も人気の様です。固定回線のかわりにWiMAX2+を使いたい人も多いということですね。そんな人も外に持ち出せるWiMAXルーターがあれば、外出時にはSIMを刺しかえることで在宅時にはUroad-Home2+、外出時にはモバイルルーター、という使い方ができて便利ですね。
AmazonでのHWD15白ロム価格が6月になってから急上昇しています。この現象に関する考察を記事にしています。
>>過去記事:HWD15の人気が上昇中?3日3GB制限への対応を考える