2017年6月より、WiMAX本家のUQ-WiMAXが3年契約プランを導入しました。

それまでのWiMAXは2年間の継続利用を前提とした割引プランのみを適用していましたが、3年契約プランの登場によりお得なWiMAXを選ぶことに選択肢が増えました。これは逆に言えば面倒臭くなった、分かりづらくなったとも言えます。

そして、2018年2月時点でほぼすべてのWiMAX提供事業者(MVNO)のプランが出揃ってきました。

WiMAXの2年契約と3年契約のどちらを選ぶべきか、料金やサービスの違いを比較してみます。


WiMAX2+3年契約の共通サービス

では、まず通信事業者(MVNO)によらず共通の違いを整理します。

3年契約である(解約違約金あり)

まず、2年契約においては2年ごとに訪れる契約更新月以外での契約解除(解約)に対して「契約解除料金(違約金)」が発生します。

これは3年契約においても同様で、3年ごとに訪れる契約更新月以外での契約解除には「契約解除料金(違約金)」が発生します。

契約解除料金については2年契約でも3年契約でも金額が変わることはないのが通常ですが、事業者(MVNO)によっては通常の契約解除料金の他に「キャンペーン違約金」等が請求される場合もあるため、合計での違約金は事業者(MVNO)および適用されるキャンペーンによって違いがあります。

ポイント

契約解除料金(違約金)は契約更新月が違うだけで、違約金額自体に差はない。
ただし、事業者(MVNO)ごと・キャンペーンごとに別途「キャンペーン違約金」が発生する場合がある。

LTEオプション無料

LTEオプションとは

3年契約の場合のもっとも大きな特典は「LTEオプション料金無料」です。

WiMAX2+が苦手とするビルの陰や地下街などで、WiMAX2+の電波ではなく携帯電波を使って安定した通信ができる「ハイスピードプラスエリアモード」を利用した場合に、利用月のみに請求されるのが「LTEオプション料金」です。

通常、この「LTEオプション料金」は「ハイスピードプラスエリアモード」による通信を行った月のみに請求され、月額1,005円の有料オプションです。

3年契約の場合、この「LTEオプション料金」が無料となる特典があります。

参考LTEオプションとは

auスマートバリューmine加入でも無料

ただし、この「3年契約ではLTEオプション料金無料」には注意が必要です。

WiMAXでは、WiMAXとauスマホをセットで使うことで毎月お得な割引が受けられる「auスマートバリューmine」という割引サービスがあります。

この「auスマートバリューmine」という割引が適用された場合、2年契約であっても「LTEオプション無料」となる特典を受けられます。

参考auスマートバリューmine加入で2年契約でも無料

LTEオプション無料特典は、「ハイスピードプラスエリアモード」を良く使う方にはとても魅力的な特典ですが、もし「auスマートバリューmine」を適用する予定であれば、3年契約にこだわる必要はありません。

ポイント

3年契約の場合、ハイスピードプラスエリアモードを使った場合の「LTEオプション」月額1,005円が無料となる。
ただし、2年契約でも「auスマートバリューmine」適用の契約だと「LTEオプション」は無料となる。

WiMAX2+3年契約の各社の違い

2年契約縮小の流れ

3年契約の登場により、WiMAX通信事業者(MVNO)によっては、すでに2年契約の条件を縮小している事業者もあります。

たとえば、WiMAX本家のUQ-WiMAXでは人気のギガ放題プラン(月間7GB制限のないプラン)においては2年契約・3年契約を選ぶことができますが、通常プラン(月間7GB制限)においては3年契約のみとなっています。

また、手厚いサポートで人気のあるSo-netなどは、すでに2年契約においてはお得なキャンペーン適用外となっています。

今後、WiMAX2+は3年契約が主流になっていくと思われます。

2年契約では選べないルーターもある

そして、2年契約が選べたとしても、契約と同時に選べるルーターに制限がある場合があります。

欲しいルーターが2年契約だと選べない、という状況もあり得るということです。

契約更新後の契約期間

3年契約でちょっと面倒なのが、契約更新を行った場合です。

WiMAX事業者(MVNO)によって、最初の契約更新を行った場合の次の契約更新が3年後の場合と2年後の場合があります。

ポイント

最初の契約が3年契約であっても、契約更新後の次の契約期間が2年間のものと3年間のものがある。

長期利用者へのサービス

長期利用者割引

WiMAX2+の月額料金は、ずっと以前は契約期間を過ぎると高くなる料金プランでした。

しかし、現在は2年契約であっても3年契約であっても、契約更新を行った場合には「長期利用者割引」が適用されるようになり、契約更新後も更新前と同じ月額料金で利用できるサービスになっています。

機種変更サービス

WiMAX2+を長く使っていると、やがてルーターも古くなりバッテリーの持ちも悪くなるものです。

昔のWiMAXサービスでは、ルーターを新しくするためには、一度解約して新規契約を行うしかありませんでした。

しかし、現在はUQコミュニケーションズが長期利用者を対象に「機種変更サービス」を実施しています。

最初の契約から一定期間を経過した契約者には格安または無料で最新型のルーターに機種変更してくれるサービスです。

このサービスが適用される事業者(MVNO)もまた、UQコミュニケーションズの機種変更サービスを利用することができます。さらに、UQコミュニケーションズの機種変更サービスではなく、GMOとくとくBBのように独自の機種変更サービスを提供している事業者(MVNO)もあります。

機種変更サービスは契約期間によらないサービスなので、2年契約でも3年契約でも安心して長期利用できるようになっています。

まとめ

LTEオプションを利用する方

WiMAX2+の電波が届きにくいビルの陰や地下街などでLTEオプションが必須となる「ハイスピードプラスモード」を使う機会が多い方には、ぜひ3年契約をお勧めします。

通常、「LTEオプション」はハイスピードプラスモードを利用した月だけ請求される月額1,005円の有料オプションですが、このオプション料金が3年契約の場合は無料となります。

ただし、WiMAX2+契約と同時に、auスマホとのセット割引「auスマートバリューmine」に加入する予定の方は、3年契約にこだわる必要はありません。

「auスマートバリューmine」が適用されている契約では、2年契約であっても「LTEオプション」が無料となります。

特定のルーターで契約したい方

最新型で下り440Mbpsの高速通信ができるルーターで契約したい、とか、自宅でしか使わないから電波が安定している据え置き型ルーターで契約したいなど、特定のルーターを希望している方もいるでしょう。

WiMAX事業者(MVNO)では、契約期間によって同時に契約できるルーターとできないルーターがあります。

ルーター 2年契約 3年契約
GMOBB BIGLOBE So-net GMOBB BIGLOBE So-net
Speed Wi-Fi NEXT W05
Speed Wi-Fi NEXT W04
Speed Wi-Fi NEXT WX04
Speed Wi-Fi NEXT WX03
Speed Wi-Fi HOME L01
Speed Wi-Fi HOME L01s

※2018年2月キャンペーン時調査

WiMAX2+を長期で利用したい方

2年ごとや3年ごとに解約して再度新規で契約する、などの煩わしさを省き、ずっと長期でWiMAX2+を利用し続けたい方は、機種変更の仕組みについて理解が必要です。

長期でのWiMAX2+継続利用者を対象として、WiMAX本家のUQが「長期利用者向け機種変更サービス」を実施しています。このサービスはUQ-WiMAXだけでなく他のいくつかのWiMAX事業者(MVNO)も対象となっています。

参考UQコミュニケーションズ機種変更サービス

また、GMOとくとくBBはUQが実施している機種変更サービスとは別に、自社で独自の長期利用者向け機種変更サービスを実施しています。

参考GMOとくとくBB機種変更サービス

事業者(MVNO) 長期利用者向け機種変更サービス
BIGLOBE UQコミュニケーションズ機種変更サービス
So-net
GMOとくとくBB GMOとくとくBB機種変更サービス(独自サービス)

長期で利用される方は2年契約・3年契約という契約期間よりも、やがて古くなってします機種の変更サービスを実施している事業者(MVNO)と契約すると良いでしょう。

できるだけ安くWiMAXを使いたい方

手続きが少々煩わしくても「できるだけ安く使いたい!」という方は2年契約が良いでしょう。

2年ごとに解約・新規契約を繰り返すことで、今後も継続されるであろう各社のお得なキャンペーンを適用することができます。

なお、2年契約・3年契約によらずいったん解約してまた同じ事業者(MVNO)で契約する場合には注意が必要です。

多くの事業者では「同一IDや同一メールアドレスでの再契約にはキャンペーンを適用しない」などの規定があります。

2年ごとまたは3年ごとにお得なキャンペーンを適用して契約したい方は同一事業者を避けるか、キャンペーン適用外の条件を確認してください。